5シリーズMSOロー・プロファイル

ラックを追加しなくても拡張が可能な計測器

オシロスコープを置き換えるだけで、ラック・スペースはそのままで6倍のチャンネル数になります。 5シリーズMSO LPは、8つのチャンネルに加えて、補助入力トリガも備えた省スペースな2U計測器で、チャンネルあたりのコストも抑えられます。 8つある各FlexChannel™入力は、アナログ・チャンネル（×1）またはデジタル・チャンネル（×8）のどちらにも使用できます。

詳細な信号解析が可能な12ビットの垂直分解能と7.6ビット（1GHz）の有効ビット数（ENOB）

12ビットのA/Dコンバータにより、従来の8ビットADCの16倍という優れた垂直軸分解能を実現しています。 大きな信号に乗った小さな信号であっても細部まで見逃しません。

リモート制御と自動化

テストを自動化することで、テスト・スピードが向上し、ミスが減り、すべての機器で同じ品質基準を満たすことができます。ロー・プロファイル・オシロスコープは、限られたラック・スペースを無駄にすることなく、自動化された手順を効率的に実行します。リソース、ツール、チュートリアルが適切に用意されているため、高速で一貫性のある結果を簡単に得ることができます。サンプル・コード、Python計測器ドライバ、使いやすいPCアプリケーションで、すぐに使い始めることができます。

特長：

• 業界標準のSCPIインタフェース
• Python、MATLAB、LabView、IVI-C、IVI-COM、VISA、ソケットなどのプログラミング・サポート
• eScope ブラウザ・ベースの制御
• テスト自動化リソース（無料のPythonドライバ・パッケージを含む）を参照

4、5、6シリーズMSOプログラマ・マニュアル

オシロスコープ自動化とPython入門

テスト自動化ソフトウェアを見る

高エネルギー物理学

パルス・パワー測定アプリケーションでは、素粒子物理学分野で見られる、非常に短い時間のイベントを取込むため、難しい物理環境であっても広いダイナミック・レンジで数多くの信号を取り込む必要があります。 5シリーズMSO（ロー・プロファイル）は従来のベンチタイプ・オシロスコープの6倍以上のチャンネル密度と優れた性能を備えているため、精度の高いテスト・データを確実に収集できます。

特長

• 12ビットA/Dコンバータ
• 有効ビット数（ENOB）：7.6ビット（1GHz）
• レコード長：500Mポイント（6.25GS/sで最高80msの取込みが可能）
• 2ラック・ユニット高（約8.9cm）

PDV（Photonic Doppler Velocimetry）での活用例

リモート制御と自動化

テストの自動化は、どこからでもツールやデータにアクセスすることを可能にしながら、再現性のある結果が迅速に得られるようにします。

KickStartを使用すると、作業の自動化が容易になるため、次の開発段階に進むために必要な答えが見つかります。

• 測定値と波形を自動的に収集してPCに送信
• 複数の計測器上で独立してまたはシステムの一部としてテストを実行
• 大きくて見やすい表示部でデータをすぐに確認。比較ツールや直観的な操作部も装備
• オシロスコープに加え、ケースレーのSMU、DMM、AFG、電源にも対応

ケースレーKickStartソフトウェアの詳細

ケースレーKickStartの無償試用版のダウンロード