お客様が投資したテクトロニクスとケースレーのテスト／計測機器(オシロスコープ、スペクトラム・アナライザ、ファンクション・ジェネレータ、その他の高感度機器)は、最高水準の性能を発揮するように設計されています。これらの機器が提供する測定値と性能の結果は、信頼性が高く正確であり、一貫性がある必要があります。そのため、サードパーティの修理業者に修理を依頼する場合は、サードパーティの修理業者に関連したリスクを考慮する必要があります。
従来よりテクトロニクスのようなOEMメーカは、より互換性のある包括的な修理サービスを提供しています。純正部品を使用した修理と修理工場認定の校正を実施し、保証を受けることができます。また、信頼性に関する変更を検証してインストールし、ソフトウェア／ファームウェアのアップデートを提供して、装置の性能を設計どおりに維持します。テクトロニクスのサービス拠点は、厳格な品質管理システムの下で運営されており、業界認定の組織によって監査および認定されています。テクトロニクスをサービス・プロバイダとしてお選びいただくことで、認定されたサービス拠点で最高品質の技術者による修理サービスが受けられます。
実際、サードパーティ業者による修理にはいくつかのリスクが存在します。OEM以外の業者を利用することで節約可能な費用とそのリスクは、比較・検討する必要があります。
- サービス環境と設備のリスク
サードパーティ業者の作業環境では、ESD(静電気放電)保護は保証できないため、機器の損傷のリスクが高くなります。OEMが定義した機器、ツール、およびソフトウェアを使用しない場合、品質結果を保証することは困難であり、機器に修復不能な損傷が発生する可能性があります。
- スペア・パーツのリスク
修理に中古部品または非OEM部品を使用すると、品質の結果に悪影響を与える可能性があります。信頼性の低い修理品質は短時間で問題が再発し、ビジネスのダウンタイムを引き起こし、追加の修理コストが発生する可能性があります。OEM以外のスペア・パーツを使用すると、将来的に保証の問題が発生する可能性もあります。
- 点検・修理・組立リスク
サードパーティの修理業者による故障の発見とメンテナンスは十分に包括的ではないため、潜在的なリスクが検出されない可能性があります。標準化されていないプロセスでは、修理品質を保証するのが難しく、重要なコア・コンポーネントに取り返しのつかない損傷を引き起こす可能性があります。
- データ・キャリブレーションとデータ・リスク
OEMでは、ファームウェアのアップデートとデータ・キャリブレーション作業が含まれており、オリジナルの工場基準に準拠しています。サードパーティの修理業者は、ファームウェアの更新や調整を伴うOEM品質のキャリブレーション を提供できません。さらに、顧客データのセキュリティは保証できず、機密性の高い顧客データが失われたり公開されたりする可能性があります。
次の写真は、サードパーティの修理業者によるテクトロニクス製品の実際の損傷を示しています。
ケーブルが壊れており、ケーブル固定バンドも無くなっていました。
電源モジュールがサードパーティの修理業者によって修理され、損傷していました。
コレクション・ボードには、重大な障害につながる不適切なメンテナンスの跡がありました：
電源ボードには焼けた溶接の跡があり、修復不可能な損傷が発生していました：
テクトロニクスは、すべてのオシロスコープ、その他の テクトロニクス および ケースレーの機器に対して、オンデマンドの修理サービスを提供しています。部品にはテクトロニクス純正品が使用され、工場認定校正も実施されます。故障や設計上の欠陥から機器をカバーする 修理サービスプラン も選択できます。一部のオプションでは、保証期間を延長し、偶発的な損傷をカバーして、費用のかかる修理を回避できます。OEM機器修理サービスでお客様の投資を保護します。
機器のオンデマンド修理サービスが必要ですか?見積もりのリクエストはこちら。