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6シリーズ・ロー・プロファイル・デジタイザ

LPD64型データシート

優れた性能

入力チャンネル数

  • SMA入力(×4)
  • それぞれのSMA入力でアナログ、スペクトラム(DDCを使用)、またはそれらの同時使用をサポート

全チャンネルで優れた性能を発揮

  • サンプル・レート:25GS/s
  • 周波数帯域:DC~8 GHz (オプション)
  • 垂直分解能: 12ビットADC
  • リアルタイム2GHz DDC(オプション)
  • レコード長:125 Mpts (標準)、250 Mpts、500 Mpts または 1 Gpts (オプション)
  • クラス最高のノイズ性能
  • クラス最高のENOB
  • クラス最高のチャンネル間アイソレーション

リアルタイム・デジタル・ダウンコンバータ(DDC)

  • 時間領域/周波数領域で独立した制御が可能(当社特許)
  • 取込帯域:最高2GHz(オプション)
  • IQデータのPCへの転送(オプション)
  • 周波数対時間、位相対時間、振幅対時間プロット(オプション)
  • RF 対時間トリガ (オプション)

優れたノイズ性能、垂直軸分解能、確度

  • 新しいフロントエンドASIC(TEK061)の採用により、入力信号のノイズが大幅に減少
  • 1 mV/div でのノイズ: 1 GHz で 54.8 uV
  • 入力レンジ: 10 mV~10 V (フル・スケール)
  • DC ゲイン確度:±1.0% (すべてのゲイン設定 > 1 mV/div)
  • 有効ビット数 (ENOB):
    • 1 GHz で 8.2 ビット
    • 2.5 GHz で 7.6 ビット
    • 4 GHz で 7.25 ビット
    • 6 GHz で 6.8 ビット
    • 8 GHz で 6.5 ビット

リモート通信/接続機能

  • Ethernet 10/100/1000ポート
  • USB 3.0デバイス・ポート(USBTMC):最高800Mbps
  • LXI 1.5準拠(VXI-11)
  • e*Scopeスコープによる簡単なリモート・アクセス(ブラウザに機器のIPアドレスを入力するだけ)
  • 最先端のユーザ・インタフェース
  • マウス、キーボード、モニタ、または KVM スイッチを接続
  • ドライバ: IVI-C、IVI-COM、LabVIEW、VOSS Scientific DAAAC
  • VISA、MATLAB、Python、C/C++/C#、ソケットをサポート

測定解析

  • 36種類の標準測定機能
  • ジッタ測定(オプション)
  • ユーザ定義フィルタリング (オプション)
  • DDR測定(オプション)
  • パワー測定(オプション)
  • 拡張 Spectrum View (オプション)

オペレーティング・システム

  • 組込み OS (標準)
  • Microsoft Windows 10 (Opt. 6-WINM2)

セキュリティ/機密解除 (Opt. 6-SEC)

  • ユーザ・アクセスが可能なすべてのポートをパスワード保護
  • デジタイザのロック機能(ユーザ・データの持ち出しを防止)
  • 高度にセキュリティ管理された環境にも適合

寸法

  • 高さ:2U(3.5インチ/89mm)、ラックに取り付け可能な状態で出荷(標準構成)
  • 432 mm 幅
  • 標準の 610~813 mm ラック
  • ラックで使用する際のエア・フロー(左側から右側へ)

低ノイズ性能と最高8GHzのアナログ周波数帯域を備えた6シリーズ・ロー・プロファイル・デジタイザLPD64型は、コンパクトな2Uサイズでありながら、解析/デバッグに必要な優れた信号忠実度を備えています。アナログ、スペクトラム (DDCを使用) だけでなく、その両方を同時に使用することも可能な 4 つの SMA 入力、クラス最高のノイズ性能と ENOB を備えた 6 シリーズ・ロー・プロファイル LPD64 型は、次世代のテスト・ラック設計に対応できます。

6シリーズMSOファミリ

6シリーズ・ロー・プロファイル・デジタイザ(LPD64)は、すべてのチャンネルでクラス最高の性能を利用できるデジタイザです。この高性能デジタイザは、6 シリーズ MSO と共通のハードウェア・プラットフォームを採用しており、デジタイザだけでなくオシロスコープの機能も備えています。

コードや試験運転、プラットフォーム性能検証を製造や自動化につなげる必要がある研究開発に従事するエンジニアにとって、6シリーズMSOベンチトップ・オシロスコープからロー・プロファイル・デジタイザへの移行はかつてないほど簡単になりました。どちらの製品も同じユーザ・インタフェース、リモート機能、性能、バックエンドのプログラミング機能を備えているため、そうした移行も驚くほど簡単に成し遂げることができます。テスト・ルーチンを書き換えたり、テスト・サイクルのコードを開発する必要もありません。

数々の受賞に輝く優れた操作性や豊富な解析機能を持つソフトウェア・オプションなど、ベンチトップ 6 シリーズ B MSO の詳細については、6 シリーズ B MSO のデータシートを参照してください (jp.tek.com/6SeriesMSO)。

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ロー・プロファイル・ファミリ

6 シリーズ・ロー・プロファイル・デジタイザは、同じ 2U サイズでありながら、従来の倍の数の TEK049 ASICS を搭載することで、5 シリーズ MSO ロー・プロファイルの性能を拡張しています。すべてのチャンネルで 25 GS/s、最高 8 GHz という優れた性能を達成しました。ロー・プロファイルでは、同じラック・スペースでもはるかに多くのチャンネルと高い性能を活用できます。

5 シリーズ MSO ロー・プロファイル (8 チャンネル、1 GHz) の詳細については、データシートを参照してください https://www.tek.com/MSO58LP/

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2台の6シリーズ・ロー・プロファイル・デジタイザ(左側)と2台の5シリーズMSOロー・プロファイル・オシロスコープ(右側)

比較表6シリーズ・ロー・プロファイル・デジタイザ5 シリーズ MSO ロー・プロファイル・デジタイザ
サンプル・レート25GS/s6.25GS/s
アナログ帯域最高8 GHz1 GHz
RF(DDC)スパンの周波数帯域2 GHz500 MHz
ENOB(1 GHz)8.2ビット7.6ビット
準拠するLXIのバージョン1.5-
ラック寸法2U2U

物理学分野における機械的診断

その研究対象が物質であれエネルギーであれ、物理学は私たちを常に新たな科学的発見へと導いてくれます。そうした高度な実験でターゲットのテスト・ポイントをモニタリングするときには、優れた精度、確度、性能を備えた、チャンネル密度の高いデジタイザとオシロスコープが必要です。6シリーズ・ロー・プロファイル・デジタイザは、業界トップクラスの性能とコンパクトな筐体、実績あるテクトロニクスの高い信頼性、優れたリモート・アクセス機能、そして数々の受賞に輝く最新のユーザ・インタフェースを提供することで、それらのニーズに応えます。

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物理学分野の一例

  • 高エネルギー(粒子)物理学
  • 核物理学
  • 原子、分子、光物理学
  • 凝縮物質

単発イベントや高速な反復イベントのモニタリングが要求される研究分野では、PDV(Photo Doppler Velocimetry)、VISAR、ガスガン、分光法、加速器などによる実験が行われます。これらの実験の多くでは、ドップラー偏移、位相整列、うなり周波数、ビーム・ステアリングのアライメント、振幅などが診断され、検証されます。そのため、信頼性の高い、高性能な計測器を使用することが、長期的な成功の鍵となります。

全チャンネルが高性能

サンプル・レート、レコード長、周波数帯域など、デジタイザの複数のチャンネルを試行錯誤しながら設定していませんか。6シリーズ・ロー・プロファイル・デジタイザなら、どのチャンネルを使用しても、常に業界トップクラスの優れた性能を発揮します。一切の妥協はありません。

主な性能/機能:

  • 25GS/s(全チャンネル)
  • DC~8GHz(全チャンネル)
  • サンプル・レート: 最大 10 億サンプル (全チャンネル)
  • RF DDCの取込み帯域:最高2GHz(全チャンネル)
  • 12ビットA/Dコンバータ
  • クラス最高のノイズ性能
  • クラス最高の有効ビット数
  • クラス最高のチャンネル・アイソレーション(クロストーク)性能

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各入力の高いサンプル・レートが、新たなクラスの高密度ソリューションを実現します。この例では、25 GS/s の 4 チャンネルで最大 52 ps の立上がりエッジが示されています。

スペクトラム表示

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中心周波数、スパン、分解能帯域幅(RBW)などを制御できる直感的なスペクトラム・アナライザ設定。時間領域の設定から独立しており、周波数領域解析を簡単にセットアップできる。Spectrum Viewはアナログ入力ごとに利用できるため、複数チャンネルのミックスド・ドメイン解析が可能

多くの場合、周波数領域で1つまたは複数の信号を表示することで、問題のデバッグが容易になります。こうしたニーズに対応するために、従来からオシロスコープやデジタイザには演算ベースのFFT機能が内蔵されていました。ただし、FFTはアナログの時間領域表示と同じアクイジション・システムによって実現されているため、きわめて使い勝手が悪いと言わざるを得ません。アナログ表示に合わせて取込み設定を最適化すると、目的の周波数ドメイン表示が得られません。期待通りの周波数領域表示が得られると、今度はアナログ表示に問題が生じます。演算ベースのFFTでは、両方の領域の表示を最適化することは事実上不可能です。

Spectrum Viewはこうした問題をすべて解決します。当社独自の特許技術を導入し、それぞれの入力にデシメータ(時間領域)とデジタル・ダウンコンバータを配しています。2つの異なる取込み経路を使用することで、入力信号を時間領域表示と周波数領域表示の両方で同時に観測できます。それぞれの領域は、独立した取込み設定が可能です。それぞれのドメインには独立した取込設定を使用できます。他社製品ではさまざまな種類の「スペクトラム解析」パッケージが提供されており使いやすさを謳っていますが、そうした製品にはすべて前述した通りの制限が見られます。本当に使いやすく、両方の領域で同時に最適な表示が得られる優れた機能を備えているのは、当社のSpectrum Viewだけです。

5シリーズおよび6シリーズ全製品に標準装備された、さまざまなプログラミング・コマンドやAPIインタフェースを使用することで、6シリーズ・ロー・プロファイルの波形およびIQデータをPCへと簡単に転送できます。

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テクトロニクスのTEK049 ASICには当社特許の信号経路が採用されており、ADCから従来のデシメータ(オシロスコープ)とデジタル・ダウン・コンバータ(DDC ‐ RF)の両方に信号が転送されるため、時間領域と周波数領域のそれぞれについて独立した制御が可能

高性能を支える高度なテクノロジ

当社が設計したTEK049 ASICは12ビットのA/Dコンバータ(ADC)を搭載しており、従来の8ビットADCの16倍の分解能を実現しています。TEK049と業界トップクラスの低ノイズTEK061フロントエンド増幅器を組み合わせることで、優れた信号忠実度を実現しており、微小な信号も高い分解能で取り込めます。

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クラス最高のノイズ性能を実現する最新のフロントエンド増幅器

微弱な高速信号を細部まで観測するために最も重要なのはノイズ性能です。計測システムに内在するノイズが大きいほど、信号の細部を正確に観測するのが困難になります。高速バスのトポロジによく見られる微小な信号を細部まで観測するために、デジタイザの垂直軸設定を高感度(10mV/div以下など)に設定している場合には、その影響はより顕著なものとなります。6 シリーズ・ロー・プロファイルは新しいフロントエンド ASIC である TEK061 を搭載しているため、高感度設定であっても優れたノイズ性能を発揮します。

さらに、新しいハイレゾ・モードでは、選択されたサンプル・レートに基づいて、ハードウェア・ベースの独自の有限インパルス応答(FIR)フィルタが適用されます。FIRフィルタは、そのサンプル・レートで利用可能な最高帯域幅を維持しながら、エイリアシングを抑制し、選択したサンプル・レートに対する使用可能帯域幅を上回る雑音をデジタイザの増幅器やADCから除去します。ハイレゾ・モードでは、常に最低でも12ビットの垂直分解能が確保され、625MS/s以下のサンプル・レートと200MHzの周波数帯域では垂直分解能は16ビットにまで拡張されます。

次世代のテスト・ラックの構築

テスト・ラックの更新、データの表示、ダウンロード、解析を行う最新の方法をお探しですか?コードを書き換えずに古いハードウェアを交換したいとお考えですか?

テクトロニクスは、テスト・ラックの設計は時間を要するものであり、数多くの犠牲を伴うことを理解しています。テクトロニクスはお客様の声をよく聞き、データにアクセスしたり古いハードウェアを交換したりするための柔軟な方法をもたらすために、豊富なツールを提供する新たな道を開拓しています。LabVIEW、Python、または別のインタフェースを使用してテスト・ラックを自動化する場合は、数多くのドライバやサポート・リソースをご利用いただけます。

リモート・コンピュータで波形を簡単に表示する方法が必要な場合もあります。その場合も問題ありません。テクトロニクスは、ブラウザ (E*Scope) から機器をコントロールしたり、クラウド (TekCloud) にデータを保存したり、PC (TekScope) にデータをストリーミングしたりする新しい方法を設計するソフトウェア・チームを擁しています。最新ツールをお手元にお届けします。

キーボード、マウス、モニタ、KVM スイッチをよく知るユーザは、常に手元にあるように操作を続けることができます!

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自動試験装置(ATE)システムを迅速かつスムーズにアップグレード

そのオートメーション・コードは、1970 年代、1980 年代、1990 年代に書かれたものではありませんか?

自動化されたテスト・システムと密接に関わる仕事に従事している方なら、新しいモデルやプラットフォームへの移行に伴う苦労をよくご存じのはずです。新しい製品に対応するために、既存のコードベースを修正するのは、法外なコストがかかる場合があり、移行作業も複雑になります。そんな方に最適なソリューションをお届けします。

すべての5および6シリーズのロー・プロファイル機種では、プログラム・インタフェース(PI)トランスレータが搭載されています。有効にすると、PIトランスレータは、テスト・アプリケーションとデジタイザの間の中間層として機能します。PIトランスレータは、一般的なDPO/MSO5000BシリーズおよびDPO70000C、DPO70000Cオシロスコープ・プラットフォームのレガシ・コマンドのサブセットを認識し、対応するコマンドに変換します。インタフェースは、きわめて可読性に優れているため、どなたでも簡単に拡張することができます。動作をカスタマイズすることで、旧式の機器から新しいテクトロニクス・プラットフォームに移行する際に必要な労力を最小限に抑えられます。

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オートメーション・ソフトウェアやテクトロニクス製品での PI トランスレータの動作

夢のようなまったく新しい方法でデータにアクセス

TekDrive を使用すると、接続されているデバイスのあらゆる種類のファイルをアップロード、保存、整理、検索、ダウンロード、および共有できます。TekDrive は、シームレスなファイルの共有や呼び出しを実現するために、6 シリーズ・ロー・プロファイル機器にネイティブに統合されており、USB メモリは不要です。スムーズなインタラクティブ波形ビューアを使用して、ブラウザで直接、.wfm、.isf、.tss、.csv などの標準ファイルの分析や確認を行います。TekDrive は、統合、自動化、セキュリティ強化を目的として設計されています。 http://www.tekcloud.com/tekdrive

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テスト・ラックにおけるロー・プロファイルでのプログラミングが、これまでになく簡単に

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TekDrive コラボレーション・ワークスペース - 6 シリーズ・ロー・プロファイルからファイルを直接保存し、チーム全体で共有

数々の受賞に輝くオシロスコープの解析機能をPCで利用できます。いつでもどこでも波形を解析できます。ベーシック・ライセンスでは、オシロスコープにリモート・アクセスしながら、波形の表示/解析、各種測定、および最も一般的なシリアル・バスのデコードを行うことができますアドバンスド・ライセンス・オプションでは、マルチスコープ解析、より多くのシリアル・バス・デコード・オプション、ジッタ解析、および電力測定などの機能が追加されます。TekScope Multi-Scope を使用すると、接続して最大 4 つの機器 (最大 16~32 チャネル) のデータをダウンロードし、簡単に表示したり機器をまたいで分析したりできます。

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PC で動作する TekScope の「マルチスコープ」で解析されている、2 つの LPD64 型機器

e*Scope は、使いやすい表示機能を提供し、ネットワーク経由で通常と同じようにモニタやキーボードを使用して 6 シリーズ・ロー・プロファイル機器を制御できるようにします。ブラウザに機器の IP アドレスを入力するだけで、LXI のランディング・ページが表示されます。そこから機器のコントロールを選択して、e*Scope にアクセスします。ドライバは不要です。すべてブラウザに内蔵されているため、機器の制御が可能です。高速で応答性に優れており、1 台または複数台の機器の状況を制御または視覚化するのに最適です。

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Chrome、Firefox、Edge などのブラウザで e*Scope を使用することで、ライブ・ブラウザ・コントロールが可能
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ライブ・データを表示するために、複数の e* Scope ブラウザ・タブをモニタに並べて配置

同期機能

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手動デスキューおよび外部トリガ入力を使用することで、複数の機器のチャンネルの同期が可能(200ps以内)

複数の機器を同期させる場合、データのタイミング確度が低下しないよう、機器のチャンネル間のスキューを最小限に抑えることが重要です。一般に、スキューは2つのタイプに分かれます。1つは外部トリガからアナログ・チャンネルの間に生じる不確かさに由来するもので、もう1つはトリガ・ジッタに由来するものです。外部入力に対するチャンネルの遅延による影響を調整することで、チャンネル間に生じるタイミングの不確実さをわずかな量にまで低減させることができます。このプロセスは「デスキュー」と呼ばれます。

デスキューは、複数の機器の外部トリガ入力とリファレンス・チャンネルに対してトリガ・エッジ (1 Vpp 以上を推奨) を同時に供給しているリファレンス・チャンネルに対して行われます。すべての調整が完了すると、機器と機器をつなぐチャンネルの公差がごくわずかな値に抑えられます (1~2 サンプル・ポイント程度。当社の仕様では 200 ps 以内)。16チャンネル、あるいは200チャンネルを使用する場合でも、すべてのデータ簡単に同期させ、解析することができます。

セキュリティ強化オプション

セキュリティ強化オプションであるOpt. 6-SECを使用することで、計測器のすべての入出力ポートおよびファームウェア・アップグレードに、パスワードによる保護の有効/無効を設定できます。さらに、Opt. 6-SECは、ユーザ設定/波形データを内部メモリに一切残さない機能も備えており、高度なセキュリティ・レベルを実現できます。この機能は、国家産業セキュリティ操作マニュアル(NISPOM)のDoD 5220.22-M方式(第8章)のほか、NISPOMに基づく国防保安局の機密情報システム認定/認証マニュアルに準拠しています。そのため、セキュリティが保護されたエリアの外部にも、安心して機器を持ち出すことができます。

任意波形/ファンクション・ジェネレータ(AFG)

オプションの任意波形/ファンクション・ジェネレータを追加すると、センサ信号のシミュレーション信号を出力できるほか、信号にノイズを付加してマージン・テストを実行することもできます。統合されたファンクション・ジェネレータは、最高 50 MHz の標準波形 (サイン、方形、パルス、ランプ/三角、DC、ノイズ、sin(x)/x (Sinc)、ガウシアン、ローレンツ、指数立上り/立下り、ハーバサイン、Cardiac) を出力します。AFGは最大128kポイントの波形を内蔵ストレージまたはUSBデバイスから読み込むことができます。

AFGの機能は当社のArbExpress(PCベースの波形作成/編集ソフトウェア)と互換性があり、複雑な波形を迅速かつ容易に作成できます。

デジタル・ボルトメータ(DVM)とトリガ周波数カウンタ

本機は4桁のデジタル・ボルトメータ(DVM)と8桁のトリガ周波数カウンタを内蔵しています。オシロスコープ付属のプローブを使用して、任意のアナログ入力を電圧計の測定対象にすることができます。トリガ周波数カウンタは、きわめて精度の高いリードアウトを備えており、トリガとして設定したイベントの周波数を確実に読み取れます。

DVMおよびトリガ周波数カウンタは、どちらも製品登録いただくと無償でアクティベートされて利用可能になります。

ユーザ定義フィルタリング (オプション)

広い意味では、信号を処理するシステムはすべてフィルタと考えることができます。たとえば、オシロスコープのチャンネルは、3 dB ダウンのポイントがその帯域幅と呼ばれるローパス・フィルタとして動作します。任意の形状の波形の場合、いくつかの基本規則、前提条件、および制限の中で、定義された形状に変換できるフィルタを設計できます。

デジタル・フィルタには、アナログ・フィルタに勝るいくつかの大きな利点があります。たとえば、アナログ・フィルタ回路コンポーネントの許容値は高すぎるため、高次フィルタの実装が困難であり、不可能な場合すらあります。高次フィルタは、デジタル・フィルタとして簡単に実装できます。デジタル・フィルタは、無限インパルス応答 (IIR) または有限インパルス応答 (FIR) として実装できます。IIR または FIR フィルタの選択は、設計要件や用途に基づきます。

6 シリーズ・ロー・プロファイルは、MATH 任意関数により、指定されたフィルタを演算波形に適用することができます。Opt. 6-UDFLT は、この機能を深いレベルに掘り下げ、MATH 任意基本関数以上のものを提供します。また、標準フィルタに対応し、用途中心のフィルタ設計に利用することができます。

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フィルタは、[MATH (演算)] ダイアログから作成できます。フィルタを編集すると、後で使用または変更するために簡単に適用、保存、および呼び出しができるようになります。

6 シリーズ・ロー・プロファイルでサポートされているフィルタ・タイプは次のとおりです。

  • ローパス
  • ハイ・パス
  • バンド・パス
  • バンド・ストップ
  • オール・パス
  • ヒルベルト
  • 微分器
  • カスタム

6 シリーズ・ロー・プロファイルでサポートされているフィルタ応答のタイプは次のとおりです。

  • バターワース
  • チェビシェフ I
  • チェビシェフ II
  • 楕円
  • ガウシアン
  • ベッセル-トムソン
フィルタ応答制御は、オール・パス、ヒルベルト、または微分器を除くすべてのフィルタ・タイプで使用できます。

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フィルタ・タイプ、フィルタ応答、カットオフ周波数、フィルタ次数、および振幅/位相のグラフ表示、インパルス応答、ステップ応答の選択を表示するフィルタ作成ダイアログ

フィルタ設計は、編集が完了すると保存、呼び出し、適用が可能になります。

仕様

すべての仕様は、特に断りのないかぎり保証値であり、すべての機種に適用されます。

モデル概要

LPD64型ロー・プロファイル・デジタイザ
特性LPD64
アナログ入力数4
周波数帯域(立上り時間の計算値)1GHz(400ps)、2.5GHz(160ps)、4GHz(100ps)、6GHz(66.67ps)、8GHz(50ps)
DCゲイン確度

50 Ω:フル・スケールの ±2.0%1、(2 mV/div では ±2.0%、1 mV/div では ±4.0%、代表値)

50 Ω:フル・スケールの ±1.0%2 、(2 mV/div ではフル・スケールの ±1.0%、1 mV/div では ±2.0%、代表値)

ADC 分解能12ビット
垂直軸分解能(全チャンネル)

8ビット@25GS/s、8GHz

12ビット@12.5GS/s、4GHz

13ビット@6.25GS/s(ハイレゾ)、2GHz

14ビット@3.125GS/s(ハイレゾ)、1GHz

15ビット@1.25GS/s(ハイレゾ)、500MHz

16ビット@6.25GS/s(ハイレゾ)、200MHz

サンプル・レート25GS/s(全チャンネル)
レコード長

標準:125Mポイント(全チャンネル)

すべてのチャンネルで 250 M ポイント、500 M ポイント、または 1 G ポイント (任意)

波形取込みレート

500,000波形/秒以上(ピーク検出、エンベロープ・アクイジション・モード)

30,000波形/秒以上(その他のすべてのアクイジション・モード)

任意波形/ファンクション・ジェネレータ(オプション)13種類の標準波形、最高50MHz出力
DVM4桁のDVM(Webからの製品登録で無償)
トリガ周波数カウンタ8桁の周波数カウンタ(Webからの製品登録で無償)

垂直軸システム

入力カップリング
DC、
入力インピーダンス(50 Ω)、DCカップリング
50Ω ±3%
入力感度
50 Ω
1mV/div~1V/div(1-2-5シーケンス)
注:1 mV/div は 2 mV/div をデジタル・ズームで 2 倍に拡大したものです。
最大入力電圧

2.3 VRMS、100 mV/div 未満、ピーク電圧 ≤±20 V (パルス幅 ≤ 1 μs)

5.5VRMS、100mV/div以上、ピークは≦±20V(パルス幅≦200μs)

有効ビット数(ENOB)、代表値
2 mV/div、ハイレゾ・モード、50 Ω、10 MHz入力、フル・スクリーンの90%
周波数帯域ENOB
4 GHz5.9
3 GHz6.1
2.5 GHz6.2
2 GHz6.35
1 GHz6.8
500 MHz7.2
350 MHz7.4
250 MHz7.5
200 MHz7.75
20 MHz8.8
50 mV/div、ハイレゾ・モード、50 Ω、10 MHz入力、フル・スクリーンの90%
周波数帯域ENOB
4 GHz7.25
3 GHz7.5
2.5 GHz7.6
2 GHz7.8
1 GHz8.2
500 MHz8.5
350 MHz8.8
250 MHz8.9
200 MHz9
20 MHz9.8
2 mV/div、サンプル・モード、50 Ω、10 MHz入力、フル・スクリーンの90%
周波数帯域ENOB
8 GHz5.1
7 GHz5.3
6 GHz5.5
5 GHz5.65
4 GHz5.9
3 GHz6.05
2.5 GHz6.2
2 GHz6.35
1 GHz6.8
500 MHz7.2
350 MHz7.3
250 MHz7.5
200 MHz7.3
20 MHz7.6
50 mV/div、サンプル・モード、50 Ω、10 MHz入力、フル・スクリーンの90%
周波数帯域ENOB
8 GHz6.5
7 GHz6.6
6 GHz6.8
5 GHz7
4 GHz7.2
3 GHz7.4
2.5 GHz7.6
2 GHz7.7
1 GHz8.2
500 MHz8.4
350 MHz8.7
250 MHz8.8
200 MHz7.8
20 MHz7.9
DCバランス

0.1div(デジタイザの入力インピーダンスがDC~50Ω)、50Ωターミネーション

0.2div(1mV/div、デジタイザの入力インピーダンスがDC~50Ω)、50Ωターミネーション

ポジション・レンジ
±5div
オフセット・レンジ(最大)

入力信号は、50Ω入力パスの最大入力電圧を超えることはできません。

V/div設定最大オフセット・レンジ、50Ω入力
1 mV/div~99 mV/div±1 V
100 mV/div~1 V/div±10 V
オフセット確度

±(0.005 ×|オフセット-ポジション|+DCバランス)、オフセット、ポジション、DCバランスの単位はボルト。

帯域の選択
8 GHzの機種、50Ω
20 MHz、200 MHz、250 MHz、350 MHz、500 MHz、1 GHz、2 GHz、2.5 GHz、3 GHz、4 GHz、5 GHz、6 GHz、7 GHz、8 GHz
6 GHzの機種、50Ω
20 MHz、200 MHz、250 MHz、350 MHz、500 MHz、1 GHz、2 GHz、2.5 GHz、3 GHz、4 GHz、5 GHz、6 GHz
4 GHzの機種、50Ω
20 MHz、200 MHz、250 MHz、350 MHz、500 MHz、1 GHz、2 GHz、2.5 GHz、3 GHz、4 GHz
2.5GHzの機種、50Ω
20 MHz、200 MHz、250 MHz、350 MHz、500 MHz、1 GHz、2 GHz、2.5 GHz
1 GHzの機種、50Ω
20 MHz、200 MHz、250 MHz、350 MHz、500 MHz、1 GHz
帯域フィルタリングの最適化
フラットネスまたはステップ応答
ランダム・ノイズ(RMS、代表値)
50 Ω(代表値)
25GS/s、サンプル・モード、RMS
V/div1 mV/div2 mV/div5 mV/div10 mV/div20 mV/div50 mV/div100 mV/div1 V/div
8 GHz158 μV158 μV208 μV342 μV630 μV1.49 mV3.46 mV29.7 mV
7 GHz141 μV143 μV192 μV311 μV562μV1.31 mV3.11 mV26.2 mV
6 GHz127 μV127 μV165 μV274 μV489 μV1.18 mV2.71 mV23.6 mV
5 GHz112μV113μV149 μV239 μV446 μV1.05 mV2.42 mV21.1 mV
12.5GS/s、ハイレゾ・モード、RMS
V/div1 mV/div2 mV/div5 mV/div10 mV/div20 mV/div50 mV/div 100 mV/div1 V/div
4 GHz97.4 μV98.7 μV124 μV192 μV344 μV817 μV1.92 mV16.3 mV
3 GHz82.9μV84 μV105 μV160 μV282 μV680 μV1.62 mV13.6 mV
2.5 GHz76.5 μV77.5 μV93.8 μV144 μV257 μV606 μV1.44 mV12.1 mV
2 GHz68.1μV69.1μV83.6μV131 μV226 μV528 μV1.28 mV10.6 mV
1 GHz54.8 μV51.2 μV63.4μV90.9 μV160 μV378 μV941 μV7.65 mV
500 MHz39.7 μV39.8 μV48.1 μV65.1 μV115 μV280 μV666 μV5.6 mV
350 MHz33.8 μV33.5 μV40 μV54.8 μV94.3 μV217 μV560 μV4.35 mV
250 MHz30.8μV31.2 μV36.1 μV49.9 μV80.3 μV187 μV482 μV3.75 mV
200 MHz25.3μV25.4μV29.7μV44 μV70.7 μV165 μV445 μV3.3 mV
20 MHz8.68 μV8.9 μV10.4 μV15.1 μV27.5 μV70.4μV158 μV1.41 mV
チャンネル間クロストーク(代表値)

-80dB以上(2GHzまで)

-65 dB以上(4 GHzまで)

-55 dB以上(8 GHzまで)

(200 mV/divに設定された任意の2チャンネルでの仕様)

水平軸システム

時間軸レンジ
40 ps/div~1,000 s/div
サンプル・レート・レンジ

6.25S/s~25GS/s(リアルタイム)

50GS/s~2.5TS/s(補間)

レコード長の範囲

どのアクイジション・モードも最大レコード長は250Mポイント、最小レコード長は1kポイント、サンプル・インクリメントは1です。

標準: 125 M ポイント

Opt. 6-RL-2: 250 M ポイント

時間軸レンジ
レコード長1 K10 K100 K1 M10 M62.5 M125 M250 M500 M1G
標準: 125 M40ps~16s400ps~160s4ns~1,000s2.5μs~1,000s5μs~1,000s
Opt. 6-RL-2: 250 M40ps~16s400ps~160s4ps~1,000s2.5μs~1,000s5μs~1,000s10μs~1,000s
Opt. 6-RL-3: 500 Mポイント40ps~16s400ps~160s4ps~1,000s2.5μs~1,000s5μs~1,000s10μs~1,000s20us~1,000s
Opt. 6-RL-4: 1 Gpts40ps~16s400ps~160s4ps~1,000s2.5μs~1,000s5μs~1,000s10μs~1,000s20us~1,000s40us~1,000s
アパーチャ・タイム(サンプル・ジッタ)
記録時間ジッタ(代表値)
1μs未満80fs
1ms未満130fs
時間軸確度

1ms以上の任意の時間間隔で ±1.0 × 10-7

説明仕様
ファクトリ・トレランス±12 ppb

校正時、周囲温度 25℃、1ms以上のタイム・インターバルにおいて

温度安定度0~50 °C の動作温度範囲全域で ±20 ppb (十分にソーク時間をとった状態)

動作温度でテスト

エージング±300 ppb

1年を超えると、25℃における周波数許容偏差が変化

デルタ時間測定確度(公称値)

LPD64_JA JP_48Z 61595 10

(ガウス・フィルタ応答から生じるエッジ形状を仮定)

特定の機器の設定および入力信号に対するデルタ時間測定確度(DTA)を計算するための公式は、次のとおりです(ナイキスト周波数を超える信号成分は無視できるものとします)。

SR 1 = 測定の第1ポイント近辺のスルー・レート(最初のエッジ)

SR 2 = 測定の第2ポイント近辺のスルー・レート(2番目のエッジ)

N = 入力換算ノイズ・リミット(保証値、(VRMS

TBA = タイムベース確度または基準周波数誤差

t p = デルタ時間測定期間(秒)

最高サンプル・レートでの最長記録時間

5ms(標準)または10ms(Opt. 6-RL-2、250Mポイント)

遅延時間範囲
-10 div~5000 s
デスキュー・レンジ

-125ns~+125ns(分解能:40ps。ピーク検出/エンベロープ・アクイジション・モード)

-125ns~+125ns(分解能:1ps。その他のアクイジション・モード)

アナログ・チャンネル間の遅延時間、全帯域、代表値

10ps以下(2つのチャンネルの入力インピーダンスが50Ωに設定されており、同一のV/divまたは10mV/div以上でDCカップリングされている場合)

トリガ・システム

トリガ・モード
オート、ノーマル、シングル
トリガ・カップリング

DC、HF除去(50KHz以上で減衰)、LF除去(50KHz未満で減衰)、ノイズ除去(感度が低下)

トリガ・ホールドオフ範囲
0ns~ 10s
トリガ帯域幅(エッジ/パルス/ロジック)、代表値
型名トリガ・タイプトリガ帯域幅
8 GHzエッジ8 GHz
8 GHzパルス、ロジック4 GHz
6 GHzエッジ6 GHz
6 GHzパルス、ロジック4 GHz
4GHz、2.5GHz、1GHz:エッジ、パルス、ロジックオシロスコープの帯域幅
エッジタイプ・トリガ感度(DCカップリング、代表値)
パスレンジ仕様
50Ω経路1 mV/div ~ 9.98 mV/div3.0div(DC~機器の周波数帯域)
10 mV/div以上1.0div未満(DC~機器の周波数帯域)
ライン電源電圧:90V~264V(電源周波数:50~60Hz)

103.5 V~126.5 V

外部トリガ入力250 mVPP、DC~400 MHz
エッジ・トリガ感度(DCカップリングなし、代表値)
トリガ・カップリング感度(代表値)
ノイズ除去DCカップリング制限の2.5倍
高周波除去DC~50kHzではDCカップリング制限と同じ。50 kHz以上の信号では減衰
低周波除去50kHzを超える周波数ではDCカップリング制限の1.5倍。50 kHz以下の信号では減衰
トリガ・ジッタ、アナログ・チャンネル、代表値

1.5psRMS以下(サンプル・モード、エッジタイプ・トリガ)

2 psRMS以下 (エッジタイプ・トリガ、FastAcq モード)

40psRMS以下(エッジタイプ以外のトリガ・モード)

トリガ・ジッタ、AUX入力(代表値)

40psRMS以下(サンプル・モード、エッジタイプ・トリガ)

機器間のAUX Inトリガのスキュー(代表値)

スキューが450psの機器の場合、ジッタはそれぞれの機器で100ps、機器間の全体のスキューで550ps以下。AUX Inを使用して手動でデスキューすることで、チャンネル間スキューを200ps未満に減少させることが可能

パルス入力電圧が1Vpp以上ではスキューが改善

トリガ・レベル・レンジ
ソースレンジ
任意のチャンネル±5div(画面中央から)
外部入力トリガ±5 V
ラインライン電圧の約50%に固定

この仕様はロジックおよびパルスのスレッショルドに適用されます。

トリガ周波数カウンタ
8桁(Webからの製品登録で無償)
トリガ・タイプ
エッジ:
任意のチャンネルの立上り、立下り、またはその両方。カップリング:DC、AC、ノイズ除去、HF除去、LF除去
パルス幅:

正のパルスまたは負のパルスでトリガ。イベントは、時間または他チャンネルの論理状態で設定可能

タイムアウト:
指定した時間にわたって、イベントがハイ、ロー、いずれかのままである場合にトリガ。イベントは、他チャンネルの論理状態で設定可能
ラント:
2つのスレッショルド・レベルのうち、1つ目のスレッショルドを横切り、2つ目のスレッショルドを横切ることなく、再び1つ目のスレッショルド・レベルを横切る場合にトリガ。イベントは、時間または他チャンネルの論理状態で設定可能
ウィンドウ:
ユーザが調整可能な2つのスレッショルドと時間軸によって定義されたウィンドウに、信号が出入りするか、または範囲内/範囲外にとどまるイベントにトリガ。イベントは、時間または他チャンネルの論理状態で設定可能
ロジック:
ロジック・パターンが真または偽になるか、クロック・エッジが発生するタイミングでトリガ。すべてのアナログ、デジタルの入力チャンネルのパターン(AND、OR、NAND、NOR)は、ハイ、ロー、または ドント・ケア として定義。真になるロジック・パターンは時間クオリファイされる
セットアップ&ホールド:
任意のチャンネルで、クロックとデータの間にセットアップ時間とホールド時間の違反がある場合にトリガ
立上り/立下り時間:
指定したパルス・エッジ・レートよりも速いまたは遅い場合にトリガ。スロープは正、負またはいずれかが選択可能。イベントは、他チャンネルの論理状態で設定可能
ビデオ:
NTSC、PAL、およびSECAMビデオ信号の全ライン、奇数ライン、偶数ライン、または全フィールドでトリガ
シーケンス:
AトリガがCイベントでリセットされた後のBイベントの回数、またはイベント数でトリガ。一般に、AおよびBトリガ・イベントには、任意のトリガ・タイプを設定できるが、AイベントまたはBイベントのどちらかがセットアップ/ホールドに設定されていて、もう片方のイベントをエッジに設定する必要がある場合には、ロジック・クオリフィケーションはサポートされない。EthernetおよびハイスピードUSB(480Mbps)もサポートされない
ビジュアル・トリガ
標準トリガの機能を拡張し、すべての波形取込をスキャンし、ディスプレイに表示されるエリア(図形形状)と比較する。無制限の数のエリアを定義することができ、それぞれのエリアにクオリファイア (イン、アウト、ドント・ケア) を使用できる。ビジュアル・トリガの任意のエリアの組み合わせを使用して論理式を定義できるため、アクイジション・メモリに格納されるイベントを詳細にクオリファイできる。長方形、三角形、台形、六角形、ユーザ定義などの形状で定義可能
パラレル・バス:
パラレル・バスのデータ値でトリガ。パラレル・バスは1~ 4 ビット (アナログ・チャンネルから)。バイナリまたはHexをサポート
I2Cバス(Opt. 6-SREMBD):
10 MbpsまでのI2Cバスのスタート、リピーテッド・スタート、ストップ、、アドレス(7または10ビット)、データ、またはアドレスとデータでトリガ
I3C バス (Opt. 6-SRI3C)
10 Mb/s までの I3C バスのスタート、リピーテッド・スタート、ストップ、アドレス、データ、I3C SDR ダイレクト、I3C SDR ブロードキャスト、ACK なし、T ビット・エラー、ブロードキャスト・アドレス・エラー、ホットジョイン、HDR 再開、HDR 終了でトリガ
SPIバス(Opt. 6-SREMBD):
20Mbps以下のSPIバスのSS(Slave Select)、アイドル時間、またはデータ(1~16ワード)でトリガ
RS-232/422/485/UARTバス(Opt. 6-SRCOMP):
スタート・ビット、パケットの末尾、データ、およびパリティ・エラーでトリガ(15Mbpsまで)
CANバス(Opt. 6-SRAUTO):
1MbpsまでのCANバスのフレームの開始、フレーム・タイプ(データ、リモート、エラー、オーバロード)、識別子、データ、識別子とデータ、フレームの最後、ミッシング・アクノレッジ、ビット・スタッフィング・エラーにトリガ
CAN FDバス(Opt. 6-SRAUTO):
16MbpsまでのCAN FDバスのフレームの開始、フレームの種類(データ、リモート、エラー、またはオーバロード)、識別子(標準または拡張)、データ(1~8バイト)、識別子とデータ、フレームの終了、エラー(Ackなし、ビット・スタッフ・エラー 、FDフォーム・エラー、またはすべてのエラー)
LINバス(Opt. 6-SRAUTO):
1MbpsまでのLINバスの同期、識別子、データ、IDとデータ、ウェイクアップ・フレーム、スリープ・フレーム、エラーにトリガ
FlexRayバス(Opt. 6-SRAUTO):
10Mbps までの FlexRayバスのフレームの開始、インジケータ・ビット(ノーマル、ペイロード、ヌル、同期、スタートアップ)、フレームID,サイクル・カウント、ヘッダ・フィールド(インジケータ・ビット、識別子、ペイロード長、ヘッダCRC、サイクル・カウント)、識別子、データ、識別子とデータ、フレームの終了、エラーにトリガ
SENTバス(Opt. 6-SRAUTOSEN):
パケットの開始、高速チャンネルのステータスとデータ、低速チャンネルのメッセージIDとデータ、CRCエラーにトリガ
SPMIバス(Opt. 6-SRPM):
シーケンスの開始、リセット、スリープ、シャットダウン、ウェイクアップ、マスタ・リード、マスタ・ライト、レジスタ・リード、レジスタ・ライト、拡張レジスタ・リード、拡張レジスタ・ライト、拡張レジスタ・リード・ロング、拡張レジスタ・ライト・ロング、デバイス・ディスクリプタ・ブロック・マスタ・リード、デバイス・ディスクリプタ・ブロック・スレーブ・リード、レジスタ0ライト、バス所有権の転送、パリティ・エラーにトリガ
USB 2.0 LS/FS/HSバス(Opt. 6-SRUSB2):
480MbpsまでのUSBバスのシンク、リセット、サスペンド、レジューム、パケットの終了、トークン(アドレス)パケット、データ・パケット、ハンドシェイク・パケット、スペシャル・パケット、エラーにトリガ
Ethernetバス(Opt. 6-SRENET):
10BASE-Tおよび100BASE-TXバスのスタート・フレーム、MACアドレス、MAC Qタグ、MAC長/タイプ、MACデータ、IPヘッダ、TCPヘッダ、TCP/IPv4データ、パケットの終了、FCS(CRC)エラーでトリガ
オーディオ(I2S、LJ、RJ、TDM)バス(Opt. 6-SRAUDIO):
ワード・セレクト、フレーム・シンク、またはデータにトリガ。I2S/LJ/RJの最高データ・レートは12.5Mbps。TDMの最大データ・レートは25Mbps
MIL-STD-1553バス(Opt. 6-SRAERO):
MIL-STD-1553バス上のシンク、コマンド(送受信ビット、パリティ、サブアドレス/モード、ワード/モード・カウント、RTアドレス)、ステータス(パリティ、メッセージ・エラー、インストゥルメンテーション、サービス・リクエスト、ブロードキャスト・コマンド・レシーブ、ビジー、サブシステム・フラグ、ダイナミック・バス・コントロール・アクセプタンス(DBCA)、ターミナル・フラグ)、データ、時間(RT/IMG)、およびエラー(パリティ・エラー、シンク・エラー、マンチェスター・エラー、非連続データ)にトリガ
ARINC 429バス(Opt. 6-SRAERO):
1MbpsまでのARINC 429バスのワードの開始、ラベル、データ、ラベルとデータ、ワードの終了、およびエラー(任意のエラー、パリティ・エラー、ワード・エラー、ギャップ・エラー)にトリガ
RF 振幅対時間および RF 周波数対時間 (Opt. 6-SV-RFVT):
エッジ、パルス幅、タイムアウト・イベントでトリガ

アクイジション・システム

サンプル
サンプル値の取込み
ピーク検出
すべての掃引速度において、160psまでのグリッチを取込み可能
アベレージング
2~10,240波形
最大平均速度 = 180 波形/秒
高速なハードウェア平均化

短時間で多数の平均値を取得するための取得モードです。高速なハードウェア平均化では収集パスを最適化して、ストレージの切り捨てエラーを減らしたり、オプションのオフセット・ディザリング手法を使用して非線形の不完全部の微調整を行ったりします。この機能は、プログラム可能なインタフェース・コマンドを通じて使用できます。

2~1,000,000波形

最大平均速度 = 32,000 波形/秒

エンベロープ
複数回の波形取込みから、最小値と最大値の包絡線を表示することでピーク値を検出
ハイレゾ

それぞれのサンプル・レートに、固有の有限インパルス応答(FIR)フィルタを適用することで、そのサンプル・レートで利用可能な最高帯域幅を維持しながら、エリアシングを防止し、オシロスコープの増幅器やADCから、選択したサンプル・レートに対する使用可能帯域幅を上回る雑音を除去します。

ハイレゾ・モードでは、常に最低でも12ビットの垂直分解能が確保され、 625MS/s以下のサンプル・レートでは垂直分解能は16ビットにまで拡張されます。

FastAcq®

FastAcqは、動的に変化する信号の解析や間欠的なイベントの取込に最適

最高波形取り込み速度:

  • 500,000波形/秒以上(ピーク検出またはエンベロープ・アクイジション・モード)
  • 30,000波形/秒以上(その他のすべてのアクイジション・モード)

ロール・モード
オート・トリガ・モードでは、40ms/divより遅いタイムベース速度において、画面の右から左に波形をスクロール表示。
履歴モード
最大レコード長を使用して、多くのトリガ・アクイジションを取得したり、目的のものが表示されたときに停止したり、保存されているすべてのトリガ・アクイジションを迅速に確認したりできます。

履歴に保存できるアクイジションの数は、(最大レコード長)/(現在のレコード長設定) です。

FastFrame™アクイジション

アクイジション・メモリをセグメントに分割

最大トリガ・レートは5,000,000波形/秒以上

最小フレーム・サイズは50ポイント

最大フレーム数1,000 ポイント以上のフレーム・サイズでは、最大フレーム数はレコード長/フレーム・サイズ。

50ポイントのフレームでは、最大フレーム数は1,000,000

波形測定

カーソル・タイプ
波形、垂直バー、水平バー、垂直/水平バー、ポーラ(XY/XYZプロットのみ)
DC電圧測定確度、アベレージ・アクイジション・モード
測定の種類DC確度(V)
16以上の波形の平均±((DC ゲイン確度) x ¦読み値 - (オフセット - ポジション) ¦ + オフセット確度 + 0.05 x V/div 設定)
16回以上のアベレージ2回のデルタ電圧(同じオシロスコープ設定と環境条件で測定)±(DCゲイン確度 × ¦ 読み値 ¦+0.1div)
自動測定

36種類の自動測定項目。表示可能な測定項目の数に制限はなく、測定バッジとして個別に表示することも、または測定結果テーブルにまとめて表示することも可能

振幅測定

振幅、最大値、最小値、p-p、正のオーバシュート、負のオーバシュート、平均値、実効値、AC実効値、トップ、ベース、領域

タイミング測定

周期、周波数、UI、データ・レート、正のパルス幅、負のパルス幅、スキュー、遅延、立上り時間、立下り時間、位相、立上りスルー・レート、立下りスルー・レート、バースト幅、正のデューティ比、負のデューティ比、レベル外の時間、セットアップ時間、ホールド時間、N周期、ハイ時間、ロー時間、最小になる時間、最大になる時間

ジッタ測定(標準)
TIEおよび位相ノイズ
測定結果の統計値
平均、標準偏差、最大値、最小値、母集団統計値は、現在のアクイジション、およびすべてのアクイジションのどちらでも利用可能
リファレンス・レベル
自動測定で使用されるリファレンス・レベルは、%または単位でユーザ定義が可能リファレンス・レベルは、すべての測定にグローバルに設定することも、ソース・チャンネルまたは信号ごと、または測定ごとに個別に設定することも可能
ゲーティング
スクリーン、カーソル、ロジック、サーチ、または時間。測定を行うアクイジションの領域を指定する。ゲーティングはグローバル(グローバルに設定されたすべての測定に影響)にもローカル(測定にはすべて固有の時間ゲートを設定可能。スクリーン、カーソル、ロジック、サーチにはただ1つのローカル・ゲートのみを利用可能)にも設定可能
測定プロット
ヒストグラム、タイム・トレンド、スペクトラム、アイ・ダイアグラム(TIE測定のみ)、位相ノイズ(位相ノイズ測定のみ)
高速アイ・レンダリング: アイの境界を定義するユニット・インターバル (UI) を表示。周囲の UI の数もユーザ指定できるため視覚的なコンテキストが向上
完全なアイ・レンダリング: 有効なすべての UI (Unit Interval) が表示されます
測定リミット
測定値に対するユーザ定義可能なリミット値によるパス/フェイル・テスト。スクリーン・イメージの保存、波形の保存、システム・リクエスト(SRQ)、アクイジションの停止など、測定値がフェイルになった際のアクションの定義
ジッタ解析(Opt. 6-DJA)で追加される機能
測定項目

ジッタ・サマリ、TJ@BER、RJ- δδ、DJ- δδ、PJ、RJ、DJ、DDJ、DCD、SRJ、J2、J9、NPJ、F/2、F/4、F/8、アイの高さ、アイの高さ@BER、アイの幅、アイの幅@BER、アイ・ハイ、アイ・ロー、Qファクタ、ビット・ハイ、ビット・ロー、ビット振幅、DCコモンモード、ACコモンモード(p-p)、差動クロスオーバ、T/nT比、SSC周波数偏差、SSC変調レート

測定プロット
デジタル電源管理(Opt. 6-DPM)で追加される機能
アイ・ダイアグラム、ジッタ・バスタブ
高速アイ・レンダリング: アイの境界を定義するユニット・インターバル (UI) を表示。周囲の UI の数もユーザ指定できるため視覚的なコンテキストが向上
完全なアイ・レンダリング: 有効なすべての UI (Unit Interval) が表示されます
測定リミット

測定値に対するユーザ定義可能なリミット値によるパス/フェイル・テスト。スクリーン・イメージの保存、波形の保存、システム・リクエスト(SRQ)、アクイジションの停止など、測定値がフェイルになった際のアクションの定義

アイ・ダイアグラム・マスク・テスト

マスクによる自動パス/フェイル・テスト

パワー解析オプション(Opt. 6-PWR)で追加される機能
測定項目

入力解析(周波数、VRMS、IRMS、電圧/電流クレスト・ファクタ、有効電力、皮相電力、無効電力、力率、位相角、高調波、突入電流、入力容量)

振幅解析(サイクル振幅、サイクル・トップ、サイクル・ベース、サイクル最大値、サイクル最小値、サイクル・ピーク)

タイミング解析(周期、周波数、負のデューティ・サイクル、正のデューティ・サイクル、負のパルス幅、正のパルス幅)

スイッチング解析(スイッチング・ロス、dv/dt、di/dt、安全動作領域、RDSon

磁気解析(インダクタンス、I対Intg(V)、磁気損失、磁気プロパティ)

出力解析(電源リップル、スイッチング・リップル、効率、ターンオン時間、ターンオフ時間)

周波数応答解析(制御ループ応答ボード線図、電源電圧変動除去比、インピーダンス)

測定プロット
高調波バー・グラフ、スイッチング・ロス軌跡プロット、安全動作領域(SOA)
デジタル電源管理 (Opt. 6-DPM) で追加される機能
測定項目

リップル解析(リップル)

トランジェント解析(オーバシュート、アンダシュート、ターンオンのオーバシュート、DCレール電圧

電源シーケンス解析(ターンオン、ターンオフ)

ジッタ解析(TIE、PJ、RJ、DJ、アイの高さ、アイの幅、アイ・ハイ、アイ・ロー)

電源誘発ジッタ(PSIJ)

DDR3/LPDDR3メモリ・デバッグ/解析オプション(Opt. 6-DBDDR3)で追加される機能
測定項目

振幅測定(AOS、AUS、Vix(ac)、AOS Per tCK、AUS Per tCK、AOS Per UI、AUS Per UI)

時間測定(tRPRE、tWPRE、tPST、Hold Diff、Setup Diff、tCH(avg)、tCK(avg)、tCL(avg)、tCH(abs)、tCL(abs)、tJIT(duty)、tJIT(per)、tJIT(cc)、tERR(n)、tERR(m-n)、tDQSCK、tCMD-CMD、tCKSRE、tCKSRX)

LVDSデバッグ/解析オプション(Opt. 6-DBLVDS)で追加される機能
データ・レーン測定

汎用テスト(UI、立上り時間、立下り時間、データ幅、データ間スキュー(PN)、データ間スキュー(レーン間)、データ・ピーク・ツー・ピーク)

ジッタ・テスト(ACタイミング、クロック・データ・セットアップ時間、クロック・データ・ホールド時間、アイ・ダイアグラム(TIE)、TJ@BER、DJデルタ、RJデルタ、DDJ、ディエンファシス・レベル)

クロック・レーン測定

汎用テスト(周波数、周期、デューティ・サイクル、立上り時間、立下り時間、クロック間スキュー(PN)、クロック・ピーク・ツー・ピーク

ジッタ・テスト(TIE、DJ、RJ)

SSC On(変調レート、平均周波数偏差)

波形演算

演算波形数
無制限
演算
波形および定数の加算、減算、乗算、除算
代数式
波形、スカラ、任意の変数、波形測定結果などを含めた広範な代数式を定義可能。複雑な数式を使用して、演算を重ねて実行できる。例:(Integral(CH1-Mean(CH1))× 1.414 × VAR1)
演算関数
反転、積分、微分、平方根、指数、Log 10、Log e、Abs、Ceiling、Floor、Min、Max、Degree、Radian、Sin、Cos、Tan、ASin、ACos、ATan
関係式
>、<、≧、≦、=、≠のブール値の結果
ロジック
AND、OR、NAND、NOR、XOR、EQV
フィルタ関数 (標準)
ユーザ定義フィルタのロード。フィルタ係数を含むファイルを指定。
フィルタ関数 (Opt. 6- UDFLT)
フィルタ・タイプ
ロー・パス、ハイ・パス、バンド・パス、バンド・ストップ、オール・パス、ヒルベルト、微分器、およびカスタム
フィルタ応答タイプ
バターワース、チェビシェフ I、チェビシェフ II、楕円、ガウシアン、およびベッセル-トムソン
FFT関数
スペクトラム(振幅、位相、実数および虚数)
FFT垂直軸単位

振幅:リニアおよびログ (dBm)

位相:度、ラジアン、およびグループ遅延

FFTの窓関数
ハニング、方形、ハミング、ブラックマンハリス、フラットトップ2、ガウシアン、カイザー-ベッセル、Tek指数関数

スペクトラム表示

中心周波数
アナログ帯域による制限あり
スパン
74.5 Hz~1.25 GHz (標準)

74.5 Hz~2 GHz (Opt. 6-SV-BW-1)

粗調整(1-2-5シーケンス)

RF測定
Spectrum Viewのトレース・データおよび表示でのチャンネル・パワー(CHP)、隣接チャンネル・パワー比(ACPR)、占有帯域幅(OBW)の測定値
RF対時間の波形
振幅対時間、周波数対時間、位相対時間(Opt. 6-SV-RFVTを使用)
RF対時間トリガ
RF振幅対時間/RF周波数対時間のエッジ、パルス幅、およびタイムアウト(Opt. 6-SV-RFVTを使用)
スペクトログラム
RF周波数対時間対振幅の表示。x軸で周波数、y軸で時間、色の変化で電力レベルを表示(オプション6-SV-RFVT)
分解能帯域幅(RBW)

93 μHz~62.5 MHz

93 μHz~100 MHz (Opt. 6-SV-BW-1)

IQキャプチャ
データは同相および直交(I&Q)サンプルとして保存され、時間領域データとI&Qデータの間で正確な同期が維持されます。
RF対時間の波形が有効になっている場合(オプション6-SV-RFVTを使用)、IQデータをキャプチャしてファイルにエクスポートし、サード・パーティ・アプリケーション内で詳細な分析を行うことができます。
最大取込時間は、スパンおよびサンプル・レートによって異なります。25 GS/sおよび2 GHzスパンでは、最大取込時間は0.086秒です。1 GHzスパンでは、最大取込時間は0.172秒です。40 MHzスパンでは、最大取込時間は2.749秒です。1 MHzスパンでは、最大取込時間は87.961秒です。
ウィンドウ・タイプと係数
ウィンドウ・タイプ帯域幅係数
ブラックマンハリス1.90
フラットトップ:23.77
ハミング1.30
ハニング1.44
カイザーベッセル2.23
方形波0.89
スペクトラム時間
FFTウィンドウ係数/RBW
基準レベル
基準レベルは、アナログ・チャンネルの Volts/Div 設定によって自動的に設定

設定範囲:-42 dBm~+44 dBm

垂直軸位置(Vertical Position)
-100div~+100div
垂直軸単位
dBm、dBµW、dBmV、dBµV、dBmA、dBµA
水平スケーリング
リニア、対数
マルチチャンネル・スペクトラム解析
各FlexChannel入力は、Spectrum View、RF対時間の波形(オプションRFVTを使用)、スペクトログラム(オプションRFVTを使用)で構成できます。
チャンネル間で同時に複数のRF測定を実行できます。
Spectrum時間と中心周波数の設定は、ロックを解除してチャンネル間で個別に移動できます。Spectrum Viewチャンネルはすべて、同じスパン、分解能帯域幅、ウィンドウ・タイプを共有する必要があります。

検索

サーチの数
無制限
サーチ・タイプ
エッジ、パルス幅、タイムアウト、ラント・パルス、ウィンドウ違反、ロジック・パターン、セットアップ/ホールド違反、立上り/立下り時間、バス・プロトコル・イベントなど、ユーザ指定の条件に基づいて、ロング・メモリ全体から該当するすべてのイベントの検索が可能。サーチ結果は波形ビューまたは結果テーブルに表示可能

保存

波形形式
テクトロニクス波形データ(.wfm)、カンマ区切り値(.csv)、MATLAB(.mat)
波形ゲーティング
カーソル、スクリーン、再サンプリング(n番目のサンプルごとに保存)
スクリーン・キャプチャ形式
ポータブル・ネットワーク・グラフィック (*.png)、24ビット・ビットマップ (*.bmp)、JPEG (*.jpg)
セットアップ・タイプ
テクトロニクス・セットアップ(.set)
レポート形式
Adobeポータブル・ドキュメント(.pdf)、シングル・ファイルのWebページ(.mht)
セッション形式
テクトロニクス・セッション・セットアップ(.tss)

ディスプレイ (ビデオ出力ポートまたは e*Scope 経由でのみ利用可能)

ディスプレイ・タイプ
外部モニタ
ディスプレイ解像度
1,920×1,080(水平ピクセル×垂直ピクセル、HD)
表示モード

オーバーレイ:トレースが互いに重なり合って表示される従来からのオシロスコープの表示モード

スタック:各波形が固有のスライスに表示される表示モード。それぞれの波形は別々に表示されていても、フル・レンジのADCを活用できるスライスの内部にチャンネルのグループをオーバーレイすることもできるため、信号の表示を見ながら簡単に比較できます。

ズーム
すべての波形およびプロット表示で水平および垂直ズームをサポート
補間
Sin(x)/x、直線
波形スタイル
ベクタ、ドット、可変パーシスタンス、無限パーシスタンス
波形目盛
移動可能/固定目盛、グリッド/時間/フル/なしから選択可能
カラー・パレット

ノーマル、反転(スクリーンショット)

個々の波形の色をユーザが選択可能

フォーマット
YT、XY、XYZ
多言語ユーザ・インタフェース
英語、日本語、簡体字中国語、繁体字中国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語、韓国語
多言語ヘルプ
英語版、日本語版、簡体字中国語版

任意波形/ファンクション・ジェネレータ(オプション)

ファンクションのタイプ
任意波形、正弦波、方形波、パルス波、ランプ波、三角波、DC レベル、ガウシアン、ローレンツ、指数立上り/立下り、Sin(x)/x、不規則ノイズ、ハーバーサイン、Cardiac
振幅レンジ
値はピーク・ツー・ピークの電圧
波形50 Ω1MΩ
任意波形10 mV~2.5 V20 mV~5 V
正弦波10 mV~2.5 V20 mV~5 V
方形波10 mV~2.5 V20 mV~5 V
パルス10 mV~2.5 V20 mV~5 V
ランプ波10 mV~2.5 V20 mV~5 V
三角形10 mV~2.5 V20 mV~5 V
ガウシアン10 mV~1.25 V20 mV~2.5 V
ローレンツ10 mV~1.2 V20 mV~2.4 V
指数立上り10 mV~1.25 V20 mV~2.5 V
指数立下り10 mV~1.25 V20 mV~2.5 V
Sine(x)/x10 mV~1.5 V20 mV~3.0 V
ランダム・ノイズ10 mV~2.5 V20 mV~5 V
ハーバサイン10 mV~1.25 V20 mV~2.5 V
カーディアック10 mV~2.5 V20 mV~5 V
正弦波
周波数レンジ
0.1 Hz~50 MHz
周波数の設定分解能
0.1 Hz
周波数確度
130ppm(周波数≦10kHz)、50ppm(周波数>10kHz)

これは正弦波、ランプ、方形波、パルス波形専用です。

振幅レンジ
20 mVpp~5 Vpp(オープン回路)、10 mVpp~2.5 Vpp(50 Ω)
振幅フラットネス(代表値)

±0.5 dB(1 kHz)

±1.5 dB(1 kHz、20 mVpp未満の振幅)

全高調波歪み(代表値)

1%(振幅:200 mVpp以上、50 Ω負荷)

2.5%(振幅:50 mV以上、200 mVpp未満、50 Ω負荷)

正弦波のみに適用されます。

スプリアス・フリー・ダイナミック・レンジ(代表値)

40 dB(Vpp≧0.1 V)、30 dB(Vpp≧0.02 V)、50 Ω負荷

方形波/パルス波
周波数レンジ
0.1 Hz~25 MHz
周波数の設定分解能
0.1 Hz
周波数確度
130ppm(周波数≦10kHz)、50ppm(周波数>10kHz)
振幅レンジ
20mVpp~5Vpp(オープン回路)、10mVpp~2.5Vpp(50Ω)
デューティ・サイクル・レンジ

10%~90%または最小パルス(10ns)、どちらか長い方

最小パルス時間は、オン・タイムとオフ・タイムの両方に適用されるため、周波数が高くなると、10nsのオフ・タイムを維持するために、最大デューティが低下

デューティ・サイクル分解能
0.1%
最小パルス幅(代表値)
10ns。オンまたはオフのいずれかの継続時間の最小値
立上り/立下り時間(代表値)
5ns、10%~90%
パルス幅分解能
100ps
オーバシュート(代表値)
6% 未満、100 mVpp を超える信号ステップ

これは正方向のトランジション (正のオーバシュート) および負方向のトランジション (負のオーバシュート) に適用される

非対称性(代表値)
±1% ±5ns、デューティ・サイクル50%のとき
ジッタ(代表値)
60ps TIERMS、100 mVpp未満の振幅、40%~60%のデューティ・サイクル
ランプ/三角波
周波数レンジ
0.1 Hz~500 kHz
周波数の設定分解能
0.1 Hz
周波数確度
130ppm(周波数≦10kHz)、50ppm(周波数>10kHz)
振幅レンジ
20mVpp~5Vpp(オープン回路)、10mVpp~2.5Vpp(50Ω)
シンメトリ
0%~100%
シンメトリの分解能
0.1%
レベルの範囲

±2.5V(オープン回路)

±1.25V(50Ω)

不規則ノイズの振幅レンジ

20mVpp~5 Vpp(オープン回路)

10mVpp~2.5Vpp(50Ω)

Sin(x)/x
最高周波数
2 MHz
ガウシアン・パルス、ハーバーサイン、ローレンツ・パルス
最高周波数
5 MHz
ローレンツ・パルス
周波数レンジ
0.1 Hz~5 MHz
振幅レンジ
20mVpp~2.4Vpp(オープン回路)

10 mVpp~1.2 Vpp (50 Ω)

カーディアック
周波数レンジ
0.1 Hz~500 kHz
振幅レンジ
20mVpp~5 Vpp(オープン回路)

10 mVpp~2.5 Vpp (50 Ω)

任意波形
メモリ容量
1~128 k
振幅レンジ
20mVpp~5 Vpp(オープン回路)

10 mVpp~2.5 Vpp (50 Ω)

繰返しレート
0.1 Hz~25 MHz
サンプル・レート
250 MS/s
信号振幅確度
±[(p-p振幅設定の1.5%)+(DCオフセット設定の1.5%)+1mV ](周波数=1kHz)
信号振幅分解能

1mV(オープン回路)

500μV(50Ω)

正弦波およびランプ波の周波数確度

130ppm(周波数:10kHz以下)

50ppm(周波数:>10kHz)

DCオフセット・レンジ

±2.5V(オープン回路)

±1.25V(50Ω)

DCオフセット分解能

1mV(オープン回路)

500μV(50Ω)

DCオフセット確度

±[(絶対オフセット設定の1.5%)+1mV]

環境温度25℃から10℃ごとに3mVの不確実性を加算

デジタル・ボルトメータ(DVM)

測定項目

DC、ACRMS+DC、ACRMS、トリガ周波数カウント

電圧分解能
4桁
電圧確度
DC:

±((1.5% × ¦読み値-オフセット-ポジション)+(0.5% × ¦(オフセット-ポジション)¦)+(0.1 × Volts/div))

30℃超過分1℃につき、¦読み値-オフセット-ポジション¦が0.100%の割合で低下

±5div(スクリーン中央から)の信号

AC:

± 3%(40Hz~1kz)、40 Hz~1kHz範囲外に高調波成分が存在しない場合

AC、代表値: ±2%(20 Hz~10 kHz)

AC測定においては、VPPの入力信号が4~10divの間に収まり、画面に波形全体が表示されるように、入力チャンネルの垂直軸を設定する必要があります。

トリガ周波数カウンタ

分解能

8桁

確度

±(1カウント+時間軸確度×入力周波数)

信号は8mVppまたは2div以上でなければならない(どちらか大きな方)

最大入力周波数

10Hz~アナログ・チャンネルの最高周波数帯域

信号は8mVppまたは2div以上でなければならない(どちらか大きな方)

プロセッサのシステム

ホスト・プロセッサ
Intel i5-4400E、2.7 GHz、64 ビット、デュアル・コア・プロセッサ、8 GB システム RAM
オペレーティング・システム

組込み OS (標準構成)。OSのファイル・システムへのアクセスは不可

Opt. 6-WINM2 をインストールした機器: Microsoft Windows 10

内蔵ストレージ
80 GB 以上。80mmメモリ・カード(M2)、SATA-3インタフェース

512 GB M.2 ドライブ、SATA-3 インターフェイス (Opt. 6-WINM2 搭載)

入出力ポート

DisplayPortコネクタ
20ピンDisplayPortコネクタ。外部モニタやプロジェクタに接続し、ライブ波形などのオシロスコープ画面を表示
DVIコネクタ

29ピンDVI-Iコネクタ。外部モニタやプロジェクタに接続し、ライブ波形などのオシロスコープ画面を表示

VGA

DB-15 Feコネクタ。外部モニタやプロジェクタに接続し、ライブ波形などのオシロスコープ画面を表示。

プローブ補正出力(代表値)
接続機能:
コネクタは機器の前面右の下の部分に配置
振幅:
0~2.5 V
周波数:
1 kHz
ソース・インピーダンス:
1kΩ
外部リファレンス入力

時間軸システムは外部10MHzリファレンス信号に位相ロック可能

リファレンス・クロックには2 つのレンジがある

10MHz±2ppmの高確度リファレンス・クロック、またはやや確度が劣る10MHz±1kppmのリファレンス・クロック

USBインタフェース(ホスト、デバイス・ポート)

前面パネルの USB ホスト・ポート: USB 2.0 ハイスピード・ポート (x 2)、USB 3.0 スーパースピード・ポート (x 1)

後部パネル USB ホスト・ポート: USB 2.0 ハイスピード・ポート (x 2)、USB 3.0 スーパースピード・ポート (x 2)

後部パネル USB デバイス・ポート: USB 3.0 スーパースピード・デバイス・ポート (x 1。USBTMC対応)

Ethernetインタフェース
10/100/1000Mbps
補助出力

後部パネルにBNCコネクタ。オシロスコープのトリガ、オシロスコープの内部リファレンス・クロック出力、またはAFGシンク・パルスのイベント出力において正または負のパルス出力が可能

特性リミット
Vout(HI)開回路: 2.5V以上、50Ω負荷で接地: 1.0V以上
Vout(LO)4mA以下の負荷: 0.7V以下、50Ω負荷で接地: 0.25V以下
ケンジントン・ロック
後部パネルにケンジントン・ロック用のセキュリティ・スロットを装備
LXI

クラス:LXI Core 2016

バージョン:1.5

電源

パワー
消費電力

最大 360 W

ソース電圧

100~240V ±10%(50Hz~60Hz)

115V ±10%(400Hz)

物理特性

寸法

高さ:87.3 mm

幅:432 mm

奥行:605.7 mm

61cm~91cmのラック(奥行)に対応

質量
13.34 kg 未満
冷却
通気のために、右側および左側に50.8mm以上の隙間を確保してください。空気は機器の左側から右側へと流れます。
ラックマウント・タイプ
2U ラック・マウント・キット (標準で付属)

環境仕様

温度
動作時
+0 ℃~+50℃(+32 ゚F~+122 ゚F)
非動作時

-20 ℃~+60 ℃(-4 °F~140 °F)

湿度
動作時

40℃以下で相対湿度5%~90%(RH)

+40 °C 超、+50 °C 以下で相対湿度 5%~ 55% (RH)、結露なし

非動作時
+60 ℃以下で相対湿度(RH)5~90%、結露のないこと
高度
動作時
3,000m(9,843 フィート)以下
非動作時
12,000m(39,370フィート)以下

EMC適合性および安全性

規制

CEマーク(EU)、CSA認定(米国/カナダ)

RoHS準拠

ソフトウェア

IVIドライバ

LabVIEW、LabWindows/CVI、Microsoft .NET、およびMATLABなど、一般的なアプリケーションの標準測定器プログラム・インタフェースを提供VISAを介してPython、C/C++/C#など数多くの言語に対応が可能。

e*Scope®

標準Webブラウザを通じて、ネットワーク接続経由でオシロスコープの制御を可能にします。オシロスコープのIPアドレスまたはネットワーク名を入力するだけで、ブラウザにWebページが表示されます。このWebページから、設定、波形、測定値、画面イメージを転送および保存したり、オシロスコープの設定をWebブラウザから直接変更することもできます。

LXI Webインタフェース

ブラウザのアドレス・バーにオシロスコープのIPアドレスまたはネットワーク名を入力するだけで、標準のWebブラウザ経由でオシロスコープと接続できます。Webインタフェースで、機器のステータスと構成、ネットワーク設定のステータスと変更、e*Scope Webベースのリモート・コントロールを通じた機器の制御を行うことができます。すべてのWebのやり取りがLXI仕様、バージョン1.5に準拠しています。

サンプル・プログラム

4/5/6シリーズ・プラットフォーム上でのプログラミングは簡単な作業ではありませんでした。プログラマ・マニュアルやGitHubサイトには、遠隔操作による自動化に役立つ数多くのコマンドやサンプル・プログラムが掲載されています。を参照してください。

ご注文情報

以下のステップに従って、お客様の測定のニーズに合わせて、最適な機器とオプションを選択してください。

ステップ1

最初に機種を選択します。
型名チャンネル数
LPD644
全機種に付属
ラックマウント・アタッチメント(取り付け済み)

インストールおよび安全に関する取扱説明書(英語、フランス語、ドイツ語)

内蔵オンライン・ヘルプ
電源ケーブル
計量標準総合センターへのトレーサビリティと、ISO9001/ISO17025品質システム登録を文書化した校正証明書
本体は1年保証。

ステップ2

ロー・プロファイル・デジタイザに必要な周波数帯域(アナログ・チャンネル)の選択
現時点で必要な周波数帯域を、以下の周波数帯域オプションから選択してください。アップグレード・オプションを購入することで、いつでもアップグレードできます。
周波数帯域オプション周波数帯域
6-BW-10001 GHz
6-BW-25002.5 GHz
6-BW-40004 GHz
6-BW-60006 GHz
6-BW-80008 GHz

ステップ 3

内蔵機能の追加

これらは機器本体と同時に注文できますが、後でアップグレード・キットとして購入することもできます。

機器オプション内蔵機能
6-RL-2レコード長を 125 M ポイント/チャンネルから 250 M ポイント/チャンネルに拡張
6-RL-3

レコード長を125Mポイント/チャンネルから500Mポイント/チャンネルに拡張

6-RL-4

レコード長を125Mポイント/チャンネルから1Gポイント/チャンネルに拡張

6-AFG任意波形/ファンクション・ジェネレータの追加
6-SEC 34セキュリティ・パッケージは、ユーザ・データが機器に保存されるのを制限することで、セキュリティを強化します。また、USBポートやファームウェア・アップデートをパスワードで保護できるようにします。高度に機密性の高いデータ環境におすすめです。
6-WINM24512 GBのm.2ドライブに標準搭載されている内蔵OSをWindows10のOSに交換

購入したバンドルにはそれぞれ、以下の2種類のライセンス期間のオプションがあります。

  • 1年間ライセンス:購入したバンドルのすべての機能と無償のアップグレードを1年間ご利用いただけます。1年を過ぎると、機能は無効になります。選択したバンドルには、1年間ライセンスを追加購入できます。
  • 永続的ライセンス:購入したバンドルのすべての機能を永続的に有効にします。永続的ライセンスには、バンドルされた機能セットの1年間の無料アップグレードが含まれます。1年を過ぎると、前回のアップデートで有効になった機能セットの状態で凍結されます。

    永続バンドルは、メンテナンス・ライセンスを購入することで、1年間のアクティベーション期間後も継続してアップグレードを受けられます。メンテナンス・ライセンスの情報は、以下のメンテナンス・ライセンスの表に記載されています。メンテナンス・ライセンスは、既存のStarter、Pro、またはUltimateのバンドル用に購入する必要があります。

メンテナンス・ライセンス説明
6-STARTER-MNT-1Y6シリーズMSOでの1年間のPerpetual Starter Bundle(永続スターター・バンドル)のアップデートが含まれています
6-PRO-MNT-1Y6シリーズMSOでの1年間のPerpetual Pro Bundle(永続プロ・バンドル)のアップデートが含まれています
6-ULTIMATE-MNT-1Y6シリーズMSOでの1年間のPerpetual Ultimate Bundle(永続アルティメット・バンドル)のアップデートが含まれています

ステップ 4

オプション機能(シリアル・バスのトリガ/デコード・サーチ)の追加

現段階で必要なシリアル・サポートを、以下のシリアル解析オプションから選択してください。アップグレード・キットを購入することで、いつでもアップグレードできます。

Opt.対応シリアル・バス
6-RFNFCISO/IEC 15693およびISO/IEC14443A(デコード/サーチのみ)
6-SRAERO航空/宇宙通信用(MIL-STD-1553、ARINC 429)
6-SRAUDIOオーディオ(I2S、LJ、RJ、TDM)
6-SRAUTO車載用(CAN、CAN FD、LIN、FlexRay、およびCANシンボル・デコード)
6-SRAUTOSEN車載用センサ(SENT)
6-SRCOMPコンピュータ(RS-232/422/485/UART)
6-SREMBD組込み(I2C、SPI)
6-SRENETEthernet(10BASE-T、100BASE-TX)
6-SRI3CMIPI I3C
6-SRPM電源管理(SPMI)
6-SRUSB2USB (USB2.0 LS、FS、HS)

ステップ5

シリアル・バスのコンプライアンス・テストの追加
現段階で必要なコンプライアンス・テスト・パッケージを、以下のオプションから選択してください。アップグレード・キットを購入することで、いつでもアップグレードできます。以下の表のすべてのオプションには、Opt. 6-WIN (Microsoft Windows 10 オペレーティング・システムがインストールされた SSD) が必要です。
Opt.対応シリアル・バス

6-CMNBASET

2.5/5 GBASE-TEthernet自動コンプライアンス・テスト・ソリューション。

2.5GHzを推奨

ステップ 6

メモリ解析機能の追加
機器オプション拡張解析機能
6-DBDDR3 DDR3/LPDDR3のデバッグ/解析

ステップ 7

データ解析機能の追加
機器オプション拡張解析機能
6-DBLVDS

TekExpress LVDS自動テスト・ソリューション(Opt. 6-DJAが必要)

6-DJA拡張ジッタ/アイ・ダイアグラム解析
6-DPMデジタル電源管理
6-MTMマスク/リミット・テスト
6-PAM3

PAM3解析(Opt. 6-DJAおよび6-WINが必要)

6-PWR パワー測定/解析
6-SV-BW-1Spectrum Viewの取込み帯域を 2GHzに拡張
6-SV-RFVTSpectrum ViewでのRF対時間波形、トリガ、スペクトログラム、およびIQキャプチャ
6-UDFLTユーザ定義フィルタ作成ツール
6-VID

NTSC、PAL、SECAMビデオ・トリガ

ステップ 8

アクセサリの追加
オプショナル・アクセサリ説明
020-3180-xx

ベンチトップ変換キットには機器用の脚(×4)とストラップ・ハンドルが付属

016-2139-xx

輸送に便利なハンドル/車輪付きハード・キャリング・ケース

003-1929-xx

SMA 8ポンド・トルク・レンチ(SMA ケーブルの接続用)

174-6211-xx

SMAケーブル(×2、マッチディレイ:1ps以内)

174-6212-xx

SMAケーブル(×4、マッチディレイ:1ps以内)

174-6215-00

パワー・デバイダ、2ウェイ、50Ω、D~18GHz

174-6214-00

パワー・デバイダ、4ウェイ、50Ω、D~18GHz

GPIB-Ethernetアダプタ

ICS Electronics社から直接4865B型(GPIB-Ethernetアダプタ)を購入可能

www.icselect.com/gpib_instrument_intfc.html

ステップ 9

電源ケーブル・オプションの選択
電源ケーブルのオプション説明
A0北米仕様電源プラグ(115V、60Hz)

電源コードを本体に固定するためのロック機構を装備

A1ユニバーサル欧州仕様電源プラグ(220V、50Hz)
A2イギリス仕様電源プラグ(240V、50Hz)
A3オーストラリア仕様電源プラグ(240V、50Hz)
A5スイス仕様電源プラグ(220V、50Hz)
A6日本仕様電源プラグ(100V、50/60Hz)
A10中国仕様電源プラグ(50Hz)
A11インド仕様電源プラグ(50Hz)
A12ブラジル仕様電源プラグ(60Hz)
A99電源コードなし

ステップ 10

6 シリーズ・ロー・プロファイル・デジタイザ 用サービス・パッケージをご利用いただくと、お客様の投資と稼働時間が保護されます。

6 シリーズ・ロー・プロファイル・デジタイザの校正と延長保証プランをご利用いただくと、ご購入品の長期的価値を最適化し、維持費用を抑えることができます。プランには、部品、作業、2 日間の発送作業をカバーする標準型保証の延長や、通常使用による損傷、事故による破損、ESD または EOS をカバーする修理と交換を含めたトータル保証サービス・プランなどが用意されています。6 シリーズ・ロー・プロファイル・デジタイザ製品でご利用いただける特定のサービス・オプションについては、以下の表をご覧ください。工場修理プランと比較することもできます https://www.tek.com/en/services/factory-service-plans

また、テクトロニクスは、電子テストおよび計測機器の全ブランドに対応する業界トップの認定校正サービス・プロバイダーであり、9,000 社のメーカーの 140,000 以上のモデルに対するサービスを行っています。世界各地に 100 以上のラボを有するテクトロニクスは、お客様に合わせた総合的校正プログラムを、市場価格かつ OEM 品質レベルで提供するグローバル・パートナーです。当社の総合的校正サービスの機能をご覧ください https://www.tek.com/en/services/calibration-services

延長修理/校正オプションの追加
サービス・オプション説明
T33 年間のトータル保証サービス・プランでは、通常使用による損傷、事故による破損 (ESD または EOS を含む) がすべて修理または交換の対象となるのに加えて、。
R3標準保証期間を3年に延長。部品、作業、国内2日の発送を保証。保証がない場合よりも迅速な修理対応。すべての修理で校正とアップデートを実施。手続きは不要。電話一本で修理プロセスが開始。
C33 年間の校正サービス。必要に応じて、推奨される校正間隔でトレーサブル校正または機能検証が実施されます。保証期間には初回の校正に加えて、2 年間の校正サービスが含まれます。
T55 年間のトータル保証サービス・プランでは、通常使用による損傷、事故による破損 (ESD または EOS を含む) がすべて修理または交換の対象となるのに加えて、。
R5標準保証期間を5年に延長。部品、作業、国内2日の発送を保証。保証がない場合よりも迅速な修理対応。すべての修理で校正とアップデートを実施。手続きは不要。電話一本で修理プロセスが開始。
C55 年間の校正サービス。必要に応じて、推奨される校正間隔でトレーサブル校正または機能検証が実施されます。保証期間には初回の校正に加えて、4 年間の校正サービスが含まれます。

購入後の機能アップグレード

機能アップグレードの追加
6シリーズ製品は購入後、様々な方法で機能を簡単に追加することができます。ノード・ロック・ライセンスの場合は、単一の製品のオプション機能が永続的に有効になります。フローティング・ライセンスの場合は、ライセンスが有効なオプションを対応機器間で簡単に移動できます。
アップグレード機能ノード・ロック・ライセンス・アップグレードフローティング・ライセンス・アップグレード説明
内蔵機能の追加SUP6-AFGSUP6-AFG-FL任意波形/ファンクション・ジェネレータの追加
SUP6-RL-1T2SUP6-RL-1T2-FLレコード長を125Mポイント/チャンネルから250Mポイント/チャンネルに拡張
SUP6-RL-1T3SUP6-RL-1T3-FLレコード長を125Mポイント/チャンネルから500Mポイント/チャンネルに拡張
SUP6-RL-1T4SUP6-RL-1T4-FLレコード長を125Mポイント/チャンネルから1Gポイント/チャンネルに拡張
SUP6-RL-2T3SUP6-RL-2T3-FLレコード長を250Mポイント/チャンネルから500Mポイント/チャンネルに拡張
SUP6-RL-2T4SUP6-RL-2T4-FLレコード長を250Mポイント/チャンネルから1Gポイント/チャンネルに拡張
SUP6-RL-3T4SUP6-RL-3T4-FLレコード長を500Mポイント/チャンネルから1Gポイント/チャンネルに拡張
プロトコル解析の追加SUP6-RFNFCSUP6-RFNFC-FLISO/IEC 15693およびISO/IEC14443A(デコード/サーチのみ)
SUP6-SRAEROSUP6-SRAERO-FL航空・宇宙通信用シリアル・トリガ/解析(MIL-STD-1553、ARINC 429)
SUP6-SRAUDIOSUP6-SRAUDIO-FLオーディオ・シリアル・トリガ/解析(I2S、LJ、RJ、TDM)
SUP6-SRAUTOSUP6-SRAUTO-FL車載用シリアル・トリガ/解析(CAN、CAN FD、LIN、FlexRay、CANのシンボル・デコード)
SUP6-SRAUTOSENSUP6-SRAUTOSEN-FL車載用センサ・シリアル・トリガ/解析モジュール(SENT)
SUP6-SRCOMPSUP6-SRCOMP-FLコンピュータ・シリアル・トリガ/解析(RS-232/422/485/UART)
SUP6-SREMBDSUP6-SREMBD-FL組込みシリアル・トリガ/解析 (I2C、SPI)
SUP6-SRENETSUP6-SRENET-FLEthernetシリアル・トリガ/解析(10BASE-Tおよび100BASE-TX)
SUP6-SRI3CSUP6-SRI3C-FLMIPI I3C シリアル・トリガ/解析
SUP6-SRPMSUP6-SRPM-FL電源管理シリアル・トリガ/解析(SPMI)
SUP6-SRSPACEWIRESUP6-SRSPACEWIRE-FLSpaceWire(デコード・サーチのみ)
SUP6-SRSVIDSUP6-SRSVID-FLシリアルVID(SVID)シリアル・トリガ/解析
SUP6-SRUSB2SUP6-SRUSB2-FLUSB 2.0シリアル・バス・トリガ/解析(LS、FS、HS)
SUP6-SREUSB2SUP6-SREUSB2-FL組込みUSB2(eUSB2)シリアル・デコード/解析
SUP6-CMXGBTSUP6-CMXGBT-FL10 GBASE-TEthernet自動コンプライアンス・テスト・ソリューション。4GHz以上を推奨

シリアル・コンプライアンスの追加

すべてのシリアル・コンプライアンス製品には、Opt. 6-WINM2(Microsoft Windows 10オペレーティング・システムがインストールされたSSD)が必要

SUP6-CMNBASET

SUP6-CMNBASET-FLEthernet自動コンプライアンス・テスト・ソリューション
拡張解析の追加SUP6-DBLVDSSUP6-DBLVDS-FLLVDSデバッグ/解析(Opt. 6-DJAおよび6-WINM2が必要)
SUP6-DJASUP6-DJA-FL拡張ジッタ/アイ・ダイアグラム解析
SUP6-PWRSUP6-PWR-FL拡張パワー測定/解析
SUP6-DPMSUP6-DPM-FLデジタル電源管理
SUP6-SV-RFVTSUP6-SV-RFVT-FLSpectrum ViewでのRF対時間波形、トリガ、スペクトログラム、およびIQキャプチャ
SUP6-SV-BW-1SUP6-SV-BW-1-FLSpectrum Viewの取込み帯域を2GHzに拡張
SUP6-PAM3SUP6-PAM3-FLPAM3解析(Opt. 6-DJAが必要)
SUP6-UDFLTSUP6-UDFLT-FLユーザ定義フィルタ作成ツール
メモリ解析の追加SUP6-DBDDR3SUP6-DBDDR3-FLDDR3/LPDDR3のデバッグ/解析
デジタル・ボルトメータの追加デジタル・ボルトメータ(DVM)/トリガ周波数カウンタの追加

(www.tek.com/register6mso での製品登録で無償)

Windows 10で拡張SSDを追加SUP6LP-WINM2ドライブのアップグレード、Windows 10ライセンス付きリムーバブルM.2ドライブ、LPD64のコンピュータのタイプに適したオプションの選択が必要
購入後に周波数帯域のアップグレードを購入する

6 シリーズ LPD 製品は、購入後にアナログ周波数帯域をアップグレードできます。周波数帯域のアップグレードは、現在の帯域と必要な帯域に基づいて購入してください。周波数帯域のアップグレードはすべて、ソフトウェア・ライセンスと新しい前面パネル・ラベルをインストールするだけですので、お客様自身で実施していただけます。

帯域アップグレード製品アップグレード・オプションアップグレード・オプションの概要
SUP6LP-BW46LP-BW10T25-4ライセンス。LPD64 の帯域アップグレード。周波数帯域を 1 GHz から 2.5 GHz にアップグレード
6LP-BW10T40-4ライセンス。LPD64 の帯域アップグレード。周波数帯域を 1 GHz から 4 GHz にアップグレード
6LP-BW10T60-4ライセンス。LPD64 の帯域アップグレード。周波数帯域を 1 GHz から 6 GHz にアップグレード
6LP-BW10T80-4ライセンス。LPD64 の帯域アップグレード。周波数帯域を 1 GHz から 8 GHz にアップグレード
6LP-BW25T40-4ライセンス。LPD64 の帯域アップグレード。周波数帯域を 2.5 GHz から 4 GHz にアップグレード
6LP-BW25T60-4ライセンス。LPD64 の帯域アップグレード。周波数帯域を 2.5 GHz から 6 GHz にアップグレード
6LP-BW25T80-4ライセンス。LPD64 の帯域アップグレード。周波数帯域を 2.5 GHz から 8 GHz にアップグレード
6LP-BW40T60-4ライセンス。LPD64 の帯域アップグレード。周波数帯域を 4 GHz から 6 GHz にアップグレード
6LP-BW40T80-4ライセンス。LPD64 の帯域アップグレード。周波数帯域を 4 GHz から 8 GHz にアップグレード
6LP-BW60T80-4ライセンス。LPD64 の帯域アップグレード。周波数帯域を 6 GHz から 8 GHz にアップグレード