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オシロスコープの選び方|重要な10項目

Tektronix - 10 Factors in Choosing a Basic Oscilloscope

オシロスコープ選びに重要な10項目

オシロスコープは、回路のトラブルシュートまたは信号品質のチェックのために信号を観測する“窓”として使用されます。一般的に、周波数帯域は50MHzから200MHzであり、ほとんどの実験室、研究室、サービス・センター、製造現場で見ることができます。本記事では、仕事に適したオシロスコープを選択する際に最も重要な10の項目について説明します。

  1. 周波数帯域
  2. サンプル・レート
  3. チャンネル数
  4. プローブ
  5. トリガ
  6. レコード長
  7. 自動測定
  8. 使いやすさ
  9. 接続性
  10. シリアル・バスのデコード

周波数帯域

周波数帯域は、オシロスコープがアナログ信号を測定する能力を示します。特に、正確に測定できる最高周波数を示します。周波数帯域は、価格を決定する要素でもあります。

オシロスコープと周波数帯域

  • 例えば、周波数帯域100MHzのオシロスコープは、通常、100MHzの信号が30%未満の減衰で測定できることを保証しています。このオシロスコープで振幅確度2%より良い確度で測定できる入力信号は20MHz未満です。
  • デジタル信号では、立上り時間、立下り時間の測定が重要になります。測定できる最も高速な立上り時間は、オシロスコープの周波数帯域、サンプル・レートで決まります。
  • プローブとオシロスコープで構成される測定システムで周波数帯域が決まります。低帯域のプローブを使用すると全体としての周波数帯域を低下させてしまうため、オシロスコープに適したプローブを使用する必要があります。

周波数帯域は、正弦波入力信号がその本来の振幅に対して70.7%(-3dBポイント、この例では100MHzのオシロスコープ)のレベルに減衰したポイントにおける周波数と定義されます。

オシロスコープの周波数帯域は、測定する最高周波数の5倍以上

周波数帯域の選択では、“5倍ルール”を使用します。

オシロスコープの周波数帯域が十分にないと、高周波成分の変化を表示できません。波形は歪み、立上りは鈍り、信号の詳細は失われます。