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IoT（モノのインターネット）デバイスのバッテリ寿命の最大化
IoTデバイスのバッテリ寿命の最大化
負荷電流の最小化
IoTデバイスの微小電流測定の問題点
バッテリ寿命を最大に延ばすには、製品の消費電流を絶対最小値の状態に保つ必要があります。そのためには、省電力部品の使用、使用していないときには部品の電源を切るといった手法を導入することで、電力効率を向上させる必要があります。また、nA単位の微小電流を測定するためには、高感度の計測器が必要です。
負荷電流プロファイルの評価／解析
IoTプロトタイプ・デバイスで負荷電流プロファイルの特性評価を行う際には困難が付きまといます。IoTデバイスには、
- スリープ・モード（nA～μA）、
- スタンバイ・モード（数百μA～数十mA）、
- アクティブ状態（mA～A）、無線伝送に伴う瞬間的な電流バーストなど、さまざまな動作状態が存在し、幅広いレンジの電流を測定しなければならないためです。
これらの激しく変化する負荷電流を正確に取り込むには、次のような優れた性能を備えた測定ソリューションが必要です。
- 数百nA～Aに対応できる広い電流測定レンジ
- 数ms単位の電流パルスも取り込める測定速度
- プロトタイプ・デバイスの電流プロファイルを保存できる大きなメモリ・バッファ
ケースレーのDMM7510型7.5桁グラフィカル・サンプリング・マルチメータなら、これらの要件に確実に対応できます。
- pA単位の電流感度
- 1MS/sのサンプル・レート
- 27Mポイントのメモリ容量
あらゆる種類のバッテリ・シミュレーションが可能
どの程度バッテリの電圧が低下したら、IoTデバイスの電源をオフにすべきでしょうか？バッテリ放電のさまざまな段階におけるバッテリ性能を評価するためには、バッテリの動作を正確にシミュレートできる計測器が必要です。
ケースレーの2281S-20-6型バッテリ・シミュレータがあれば、どのような種類のバッテリも簡単にモデル化できます。プロトタイプのIoTデバイスのあらゆるバッテリ状態を効率的にテストし、優れた再現性でバッテリ寿命を正確に推定できます。2281S-20-6型バッテリ・シミュレータに、DMM7510型グラフィック・サンプリング・マルチメータを組み合わせて使用することで、IoTプロトタイプの消費電力やバッテリ寿命を効率的に評価できます。
バッテリ・シミュレータをプログラムすることで、完全に放電される直前の状態など、あらゆるバッテリ充電状態を再現できるため、低バッテリ状態における製品の動作確認や、低バッテリによるシャットオフ電圧の検証などが行えます。
いかなるタイプのバッテリもモデル化が可能
バッテリ・モデルの作成が可能
最も重要なのは、IoTデバイスに電力を供給するバッテリをモデル化する機能です。ケースレーの2450型または2460型グラフィカルSMU（SourceMeter®計測器）があれば、製品で使用するバッテリを再現したモデルを簡単に作成できます。
バッテリ・モデル生成スクリプトにより、SMUが制御された電流負荷として動作し、モデル・パラメータを導出します。
コンテンツ
消費電力のプロファイリングおよびバッテリ寿命解析の技法
ファクト・シート
低出力ポータブル・デバイスのバッテリ寿命の評価に最適な最新のテスト・ソリューションの詳細をご覧ください。
IoTデバイスの平均電流の検出
ビデオ
このビデオでは、低電力のスリープ・モードからフル・パワーの伝送モード、バースト動作時の負荷電流まで、あらゆる動作状態の電流ドレインを取り込める、グラフィカル・サンプリング・デジタル・マルチメータについて説明しています。
負荷電流プロファイルの評価／解析
DMM7510型
DMM7510型は、広い測定レンジ、ピコアンペア・レベルの電流感度、高速サンプリング機能のほか、プロトタイプ・デバイスの電流プロファイルを測定、保存するための、2,700万の読み取りが可能な大容量メモリ・バッファを備えています。
- 1MS/sの電流デジタイザ
- 100pA～10Aの測定レンジ
- 2,700万の読み込みストレージ
- µAレベルの電流トリガ
- タッチスクリーン対応のグラフィカル・ディスプレイ
あらゆる種類のバッテリのシミュレートが可能
2281Sシリーズ
バッテリタイプをモデル化でき、さらに任意のバッテリ状態を再現できるため、デバイスを効率的にテストできます。2281S-20-6型とDMM7510型を組み合わせて使用すると、バッテリ寿命を効率的に評価できるため、消費電力／バッテリ寿命の評価のための完全なソリューションが完成します。
- 20V、6A、最大容量120W
- 動的モデルを使用したバッテリ出力のシミュレート
- Voc、SOC、Amp-Hr、および内部抵抗の表示
- バッテリ状態のグラフィカルな表示
どのようなタイプのバッテリもモデル化が可能
2450/2460型ソースメータ
これらのSMUは、高感度な電子負荷として機能することで、バッテリを放電させます。 さらに、SMUはテスト・スクリプトを実行して、バッテリの電流ドレインをモニタし、定電流負荷として機能させ、モデル・パラメータを導出するための、モデル生成スクリプトを生成できます。
- 低電圧／電流の印加またはシンク（4象限動作）
- 最大200V、7A、200W
- バッテリ・モデル・アプリケーション
