報道発表資料
2019年6月4日
テクトロニクス、オシロスコープ新製品、3シリーズMDO、4シリーズMSOを発表
最新のインダストリアル・デザインとクラス最大のディスプレイを搭載し、
すべてのエンジニアに革新のユーザ・エクスペリエンスと幅広い選択肢を提供
テクトロニクス(所在地: 東京都港区、代表取締役: Kent Chon)は、本日、オシロスコープの製品ラインアップに、新製品3シリーズMDO、4シリーズMSOを追加することを発表します。このマーケットでは最も強力で、高い汎用性と操作性を備えたオシロスコープになります。
新製品3シリーズMDO、4シリーズMSOでは、5シリーズ、6シリーズMSOで初めて採用され、多数の受賞歴のあるユーザ・エクスペリエンスをベースに、直感的なタッチスクリーン・ユーザ・インタフェース、クラス最大の高解像度ディスプレイ、最新のインダストリアル・デザインを採用しています。 今回の新製品発表は、様々なアプリケーション要求に対する新たな選択肢になります。世界最高クラスのテクトロニクス製品ラインアップはエンジニアのために、優れた測定/解析機能と、必要な性能に応じた幅広い選択肢を提供します。
テクトロニクス、タイム・ドメイン事業部、副社長兼事業本部長のクリス・ウィット(Chris Witt)は、次のように述べています。「テクトロニクスは、エンジニアによるエンジニアのための会社であり、新製品開発においてもその理念を貫いています。私たちのチームは、世界中のエンジニアと、数百時間にも及ぶミーティング、新しい機能の試作、設計を行いました。その結果として、今回、すべてのエンジニアのアイデアを元にした最高のオシロスコープを発表できることをうれしく思います」
クリス・ウィットは、さらに次のようにも述べています。「新製品は、操作性と汎用性を最優先に設計されました。エンジニアはオシロスコープの操作方法の習得に時間を費やすことなく、技術の革新や、困難な問題の解決に時間をかけることができます」 タッチスクリーンと前面パネルを持つ3シリーズ、4シリーズのインタフェース設計はキーのコントロールを使いやすい位置に配置しており、ディスプレイ上でダブルタップするだけでリードアウトまたは測定項目を操作することができます。深い階層のメニューを辿って設定項目を見つける必要はありません。
4シリーズMSO:大型ディスプレイ、最大6つのFlex Channel®入力を搭載
新製品の4シリーズMSOは、このクラスで最大の13.3型、高解像度(1920×1080) HDディスプレイを搭載しています。周波数帯域は最高1.5GHzで、12ビットADCによりクラス最高の垂直軸分解能を実現しています。このクラス初のFlexChannel®技術による6つの入力チャンネルを実現しており、ロジック・プローブを接続するだけで任意の入力チャンネルをアナログ1チャンネルからデジタル8チャンネルに変更することができます。
さまざまなアプリケーションに対応するため、4シリーズMSOは200MHz周波数帯域モデルから用意しています。また、シリアル・デコード/解析、任意波形/ファンクション・ジェネレータ(AFG)、DVM(デジタル・ボルト・メータ)/周波数カウンタなど、さまざまなオプションが用意されています。新しいSpectrum View機能では、独立したスペクトラム設定により、時間相関のとれた周波数ドメイン解析が可能です。自動ACライン、スイッチング・デバイス、リップル/シーケンス測定などのパワー解析パッケージも用意されています。
周波数帯域とオプションはフィールド・アップグレードが可能です。すべての機種でアナログ・チャンネル、デジタル・チャンネルのサンプル・レートは6.25GS/sです。標準のレコード長は31.25Mポイント、オプションで62.5Mポイントに拡張可能です。
3シリーズMDO: コンパクト、優れた汎用性
3シリーズMDOは、エンジニアのベンチに置けるよう、コンパクトで汎用性に優れたオシロスコープを目指しました。最新のインダストリアル・デザインを採用し、このクラス最大のフルHD解像度、11.6型ディスプレイを搭載しています。4シリーズ、5シリーズ、6シリーズMSOと同様、直感的なユーザ・インタフェースを採用し、同等のノブやボタンを装備しながら奥行はわずかに14.9cmです。
3シリーズMDOは通常のオシロスコープとしてだけでなく、さまざまなデバッグ、検証作業をカバーします。単体のスペクトラム・アナライザと同様の独立したRF入力と性能を備えた最高3GHzのスペクトラム・アナライザを内蔵しています。これにより、別の計測器を追加することなく、設計段階で素早く無線コンポーネントのデバッグ、予期せぬEMIエミッションの原因の特定が可能になります。ミックスド・シグナル解析には16のデジタル入力チャンネルの利用が可能です。オプションで、幅広い種類のシリアル・プロトコルのデバッグ/トリガ機能、パワー解析機能、AFG機能も用意しており、非常に高いレベルの汎用性を提供します。DVM/周波数カウンタは、製品登録により無償で利用可能です。
新製品の3シリーズMDOの周波数帯域は、100MHzから1GHzまで用意されています。サンプル・レートは、すべてのアナログ・チャンネルで2.5GS/sまたは5GS/s、デジタル・チャンネルでは8.25GS/s、タイミング分解能は121.2psです。標準のレコード長は10Mポイントです。将来のニーズにも対応できるように、周波数帯域とオプションはすべてアップグレード可能です。
プローブ接続
オシロスコープとDUT(被測定デバイス)の接続は、複雑な回路の詳細に調べる上で特に重要です。3シリーズMDO、4シリーズMSO共にTekVPIプローブ・インタフェースを採用しており、テクトロニクスのすべての差動電圧プローブ、アクティブ電圧プローブ、電流プローブが使用できます。最新のパワーレール・プローブや光アイソレーション型差動プローブも使用できます。
テクトロニクスについて
米国オレゴン州ビーバートンに本社を置くテクトロニクスは、お客様の問題を解決し、詳細の理解を深め、新たな発見を可能にする、革新的で正確かつ操作性に優れたテスト/計測モニタリング・ソリューションを提供しています。テクトロニクスは70年以上にわたり電子計測の最前線に位置し続けています。
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