DPOは当社独自のオシロスコープで、それ自体が一つのジャンルを形成しています。DPOでは、並列処理により連続した波形の取込、表示、保存が可能で、振幅、時間に加えて時間変化に伴う振幅の分布という3次元情報をもとに複雑な信号をリアルタイムに解析し、その結果を輝度階調あるいはカラー階調表示することができます。信号の陰に隠れている詳細な情報まで観測することができます。波形に含まれるイベントには、秒単位で発生するものもあればナノ秒単位で発生するものもありますが、この違いをリアルタイムに表示できるのはDPOだけです。DPOでは、異常信号を一目で確認でき、ジッタの振る舞いを迅速に観測でき、振幅変動が信号に影響を及ぼす部分を特定し、たった1回のトランジェントでも見逃すことなく捉えることができます。
DPOを使用することで、正しいトラブルシューティングと解析の判断が初めて可能になります。デバッグは、数日がかりではなく、わずか数時間、数分で終わらせることができるのです。