質問:
トリガレベルを入力信号の一番下にしてトリガを掛けたいのですが、トリガが掛かりません。なぜでしょうか。
回答:
トリガレベルには、表示されるレベルの他に、目に見えないガードバンドと言うラインがあります。立ち上がりエッジには下側に、立ち下がりエッジには上側にあります。
下の図を見て下さい。実線のトリガレベルの下に、破線のラインがあります。これがガードバンドです。入力信号がこの破線を通過すると、トリガにアーミングを掛けます。その後に実線のトリガラインを超えると、トリガが掛かる事になります。これは、ノイズによって起こるトリガを無くす為の機能です。このヒステリシスガードバンドに依り、立ち上がりエッジトリガでは、信号の最大値近くでのトリガはかかりますが、最小値近くでは、掛からない事になります。立ち下がりエッジでは、反対の現象になります。
Noise Rejection coupling は、より広いヒステリシスガードバンドを持ち、HF Reject coupling は、狭い ヒステリシスガードバンドを持っています。
信号に依っては、HF Reject coupling で、最小レベル近くでトリガを掛ける事が出来ます。
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製品シリーズなし
製品:
FAQ ID 68361
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